登山家の栗城史多氏(30)が24日、都内で会見を行い、10月上旬に自身4度目となるエベレスト単独・無酸素登山への挑戦を発表した。同時に世界初となるエベレスト山頂でのインターネット生中継も目指す栗城氏は、過去3度失敗しているだけに「今回が最後になるかもしれない」と並々ならぬ思いを語った。 栗城氏は、今春に中国・シシャパンマ登山時に滑落。全身打撲と親指の骨折、胸の軟骨を損傷し、無念の帰国を果たした。その後、トレーニングを続けながらスポンサーを集めるため企業を周り、ようやく今月26日の出発にこぎつけた。そのこともあり「次にあるのは死が近いなと感じておりまして。でも今年はやりきりたい」と強い思いを口にした。
2012/08/24