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主演・伊藤英明×監督・三池崇史で『悪の教典』実写映画化 『海猿』英雄がダークヒーローに!

 人気ミステリー作家・貴志祐介氏の小説『悪の教典』が主演・伊藤英明、監督・三池崇史のコンビで実写映画化されることが6日、わかった。“悪”とは何かを問いかけていくサイコサスペンスで、『ダークナイト』のジョーカーを連想させる“ダークヒーロー”を演じる伊藤は「主人公・蓮実の発する絶対的な“悪”に、鳥肌が立つほどの恐ろしさを感じました。この役を演じていくうちに、自分の人格が蓮実に飲み込まれてしまわないか、ちょっと心配です(笑)」とコメントしている。

「R指定も辞さない」という三池崇史監督と「強烈な“悪”に挑戦する事が出来て役者冥利に尽きる」という伊藤英明(右)

「R指定も辞さない」という三池崇史監督と「強烈な“悪”に挑戦する事が出来て役者冥利に尽きる」という伊藤英明(右)

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 物語は、生徒から絶大な人気を誇り、周囲からも高い評価を受ける笑顔がさわやかな高校教師が、実は他人への共感能力がない恐るべきサイコパス(反社会性人格障害)であることから起きる、学園を舞台にした生徒の惨殺事件。これまでの映画史に存在しなかったような希代のダークヒーローが放つ強烈な魅力に惹きこまれるサイコサスペンスだ。

 今回のキャスティングについて原作者の貴志氏は、「主人公・蓮実を誰が演じるかが最大のキモだと思っていました。これまで、いろいろな名前が挙がりましたが、まさか『海猿』の伊藤英明さんとは!正義の味方のイメージが強すぎて思いつかなかったのですが、最高の配役だと確信しました。蓮実役に最も必要な『強さ』がありますし、好青年のマスクに見えるダークなものを演じられる希有な役者さんだと思います。監督はというと、もう、三池さんしか考えられません。バイオレンスが十八番というだけでなく、繊細な感性で細部まで計算され尽くした演出をされる監督だと思います。三池監督と伊藤さんの最強タッグで、すでに傑作になることは確信しています」と語っている。

 一方、三池監督は「私は、主人公・ハスミンの奴隷だ。もう誰にも止められない」とコメント。ダークヒーローの魅力を存分に描き出すために、R指定も辞さない衝撃作として打ち出すとしている。伊藤も「これ程の強烈な“悪”に挑戦する事が出来て、役者冥利に尽きると思っています。再度タッグを組みたかった三池崇史監督とともに、映画史上、最凶最悪の主人公を目指します」と熱が入る。

 同作の撮影は、2012年4月クランクイン、6月クランクアップ。公開は2012年11月予定。海外でも評価の高い三池作品ということで8月実施予定のベネチア国際映画祭においてもノミネートが期待される。

 原作小説は、2010年7月の発売当初から多くの話題を集め、「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」でともに第1位を獲得するなど、高い評価を得ていた。累計売上は30万部を突破している。

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