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武骨が故の鎮魂歌…泉谷しげる、「雨上がりの夜空に」をバカヤロー熱唱

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 歌手の泉谷しげるが10日、東京・恵比寿ガーデンホールでワンマンライブ『生まれ落ちた者たちへの生誕祭』を開催した。前日に行われたロック歌手・忌野清志郎さんの葬儀式には“公約どおり”参列せず、頑なに盟友の死を受け入れない姿勢を貫く泉谷はこの日も「逝かせるわけにはいかねえんだよ!」と天を仰いで一喝。アンコールで「忌野、バカヤロー!」とやりきれない想いをぶつけながら、RCサクセションの名曲「雨上がりの夜空に」をカバーして泉谷流に追悼した。

ワンマンライブ『生まれ落ちた者たちへの生誕祭』で熱唱した泉谷しげる 

ワンマンライブ『生まれ落ちた者たちへの生誕祭』で熱唱した泉谷しげる 

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 忌野さんが亡くなった翌日の3日に公の場に登場した泉谷は「恩返ししてないのに先に逝くんじゃねー!」「あいつの死は受け止められない。だから告別式にも行かない」とショックを隠しきれない様子で宣言。「冥福も祈らない」と話していたが、約40年の付き合いに及ぶ“年下の師匠”へ哀悼の意は、音楽家らしくライブ会場から贈られた。

 盟友の死を受け、自身の公式サイトでは『緊急特別連載-忌野清志郎・伝-』を5日から開始。「あいつと出会った頃の思い出を、証言を入れて書き続ける。生きてることを伝える」と会場に集まったファンに誓った。時折目を覆う仕草をみせたが、涙は見せず「同世代がやばくなってる。(吉田)拓郎とか、松山(千春)もそうだ。本来なら俺が逝くべきだろ?」とうそぶき、「こう見えて自己管理できてるんだよな…」と寂しそうにつぶやく声が無念さを物語っていた。


 泉谷しげる忌野清志郎RCサクセション

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