俳優・小栗旬と忽那汐里が声優を務める宮沢賢治原作のアニメ映画『グスコーブドリの伝記』に、農夫・赤ひげ役で出演している落語家の林家正蔵が、映画館で流れるマナーCMの主人公に起用されている。劇場側から「誰からも愛されるキャラクターと声の持ち主」とオファーがあり、快諾。正蔵のキャラクターを存分に発揮し、コミカルで優しい世界観が投影されている。

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　映像内では、映画『グスコ〜』の場面写真がスポットとして流れ、赤ひげ（正蔵）が「騒いじゃだめだぞ」や「ゴミのポイ捨てもしちゃだめだぞ」と、優しく注意を促していく。正蔵は「映画を観に来てくれた子どもたちに、楽しく劇場マナーを学んでもらいたいので、アフレコでは赤ひげのコミカルな雰囲気を出しつつも、わかりやすく伝わるように努めました」という。

　同作で正蔵が演じるのは、小栗演じる家族を失った主人公ブドリを受け入れる心優しい農夫・赤ひげ。仕事の失敗にもくじけず前を向く姿に「そういうこともあるよなあと共感しながら役を演じました。赤ひげは僕に似ていると思います」と、愛着を明かしていた。映画『グスコーブドリの伝記』は7月7日、東京・丸の内ピカデリーほか全国公開。

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