消化管出血のため21日に亡くなった俳優・長門裕之さん(享年77)の通夜が23日、東京・元麻布の善福寺でしめやかに営まれ、著名人約400人が参列した。俳優・笹野高史と共に弔辞を読んだ中井貴一は「次会う日まで、最愛の奥さん(南田洋子さん)とおしどり夫婦として楽しく過ごしてください。良き教えを胸に、今後もわれわれ、役者道を精進していきます」と故人を偲んだ。
長門さんの実弟で俳優の津川雅彦の映画監督デビュー作『寝ずの番』で、長門さんと共演した中井は「ゆっくりとガッツリとお芝居させていただいた。映画の中で、白装束を着た長門さんを見送ったけど、本当の通夜を迎えるとは。時に『雅彦さ、いや監督さ』と意見交換して闘っていた師匠と、ご兄弟の姿が微笑ましくて、楽しく見てた。津川さんが『兄貴は天才』と言わしめる実力、勉強させてもらいました。『雅彦の映画に出られて良かった。弟のためにありがとう』と涙を流したのが昨日のようです」と声を震わせた。
前方に指を差す姿が印象的な長門さんの遺影は、約1年前に撮影されたものを使用。長門さんの茶目っ気あるいたずらっぽい表情が出た写真が選ばれたという。祭壇には、白を基調とした花を多く飾りたいという遺族の意向で、白いバラやユリ、トルコ桔梗、カーネーション、かすみ草の花々約500束が飾られた。
法名は「極芸院釋浄晃(ごくげいいんしゃくじょうこう)」。喪主を務める津川は「芸を極め、観客を太陽のように照らし、お釈迦さまの前で清めてもらい、あの世へ行った」と説明した。棺の中には、2009年10月に亡くなった妻・南田洋子さんの洋服や写真、長門さんが部屋に飾っていた出演舞台やドラマでもらった大入り袋、愛用の帽子や日記帳が収められる。
通夜には安倍晋三元首相をはじめ江木俊夫、鈴木杏樹、恵俊彰、岸部一徳、紺野美沙子、ミッキー・カーチス、中尾彬、萬田久子、渡哲也、舘ひろし、三田佳子、水谷豊、阿部寛、里見浩太朗、松方弘樹、藤村俊二、船越英一郎・松居一代夫妻らが参列した。
父は歌舞伎俳優の沢村国太郎さん、母は女優のマキノ智子さんという芸能一家に生まれた長門さんは、戦前より子役として活躍。1956年に公開された主演映画『太陽の季節』をはじめ数々の代表作を持ち、1960年には『第10回ブルーリボン賞』主演男優賞を受賞した。1961年には女優の南田さんと結婚。1965年から16年にわたってフジテレビ系音楽番組『ミュージックフェア』で南田さんと共に司会を務めるなど、おしどり夫婦で知られていた。
⇒ ご冥福をお祈りします・・・「おくやみ・訃報」記事一覧
長門さんの実弟で俳優の津川雅彦の映画監督デビュー作『寝ずの番』で、長門さんと共演した中井は「ゆっくりとガッツリとお芝居させていただいた。映画の中で、白装束を着た長門さんを見送ったけど、本当の通夜を迎えるとは。時に『雅彦さ、いや監督さ』と意見交換して闘っていた師匠と、ご兄弟の姿が微笑ましくて、楽しく見てた。津川さんが『兄貴は天才』と言わしめる実力、勉強させてもらいました。『雅彦の映画に出られて良かった。弟のためにありがとう』と涙を流したのが昨日のようです」と声を震わせた。
前方に指を差す姿が印象的な長門さんの遺影は、約1年前に撮影されたものを使用。長門さんの茶目っ気あるいたずらっぽい表情が出た写真が選ばれたという。祭壇には、白を基調とした花を多く飾りたいという遺族の意向で、白いバラやユリ、トルコ桔梗、カーネーション、かすみ草の花々約500束が飾られた。
法名は「極芸院釋浄晃(ごくげいいんしゃくじょうこう)」。喪主を務める津川は「芸を極め、観客を太陽のように照らし、お釈迦さまの前で清めてもらい、あの世へ行った」と説明した。棺の中には、2009年10月に亡くなった妻・南田洋子さんの洋服や写真、長門さんが部屋に飾っていた出演舞台やドラマでもらった大入り袋、愛用の帽子や日記帳が収められる。
通夜には安倍晋三元首相をはじめ江木俊夫、鈴木杏樹、恵俊彰、岸部一徳、紺野美沙子、ミッキー・カーチス、中尾彬、萬田久子、渡哲也、舘ひろし、三田佳子、水谷豊、阿部寛、里見浩太朗、松方弘樹、藤村俊二、船越英一郎・松居一代夫妻らが参列した。
父は歌舞伎俳優の沢村国太郎さん、母は女優のマキノ智子さんという芸能一家に生まれた長門さんは、戦前より子役として活躍。1956年に公開された主演映画『太陽の季節』をはじめ数々の代表作を持ち、1960年には『第10回ブルーリボン賞』主演男優賞を受賞した。1961年には女優の南田さんと結婚。1965年から16年にわたってフジテレビ系音楽番組『ミュージックフェア』で南田さんと共に司会を務めるなど、おしどり夫婦で知られていた。
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2011/05/23