今年8月に肺がんのため65歳で亡くなった芸能リポーターの故・梨元勝さんの長女、梨元麻里奈が6日、情報番組『あっぷ＆UP！』（関西テレビ 月〜金 後2：05※関西ローカル）に生出演した。芸能コメンテーターとして、在阪局のテレビ番組に出演するのは今回が初めて。今後について「いい意味で“個性”を出しつつ、将来的には父のDNAなども出せたらいい」と展望を語る彼女だが、父親の「恐縮です！」に代わるキャッチフレーズについては「未だに模索中です…」とポツリ。強烈なインパクトを残した名台詞だけに「なかなか、代わりが無い」と嘆いていた。

　およそ1時間の生放送を終えた梨元は、今後1人で活動を続けることに、「緊張や不安なこともあります」と率直な心境を吐露。具体的な活動については、リポーターではなく「コメンテーターやインタビュアーなど（父とは）違った方向でやっていければ」とコメント。様々な出会いや経験をした上で「将来的には（活動内容を）一本に絞りたい」とした。

　父の死去後、名古屋などではすでに“梨元イズム”を引き継いだ娘として活動している彼女が、改めて芸能リポーターの礎を築いた父について言及。まずは、色々と難しい芸能界で「自分の信念を崩す事無く、真実を伝えるということを最後まで貫いた人だと思う」と感慨深げに振り返る。とかく、先日行われたお別れの会に集まった多くの参列者の姿を目の当たりにし「父がやってきたことは、間違いではなかったのだと実感しました」と振り返った。

　関係者によると、今後は月に数回のペースで同番組に出演する予定。