音楽を通じて価値観や思考を大きく左右された人は多いはず。これまでの音楽史を紐解くと、数々のアーティストたちが作品とその生き様で、多くのファンに衝撃を与えてきた。そこで、ORICON STYLEでは「最も衝撃を与えた“伝説”と呼べるロックアーティストは?」というアンケートを実施したところ、【尾崎豊】が1位に選ばれた。26歳の若さでこの世を去った彼の歌手活動はわずかに8年。社会に対する矛盾を叫び続けた彼の人生は、今なお多くの若者の支持を受けており、まさに“伝説”と呼ぶにふさわしいアーティストだといえる。 1983年にアルバム『十七歳の地図』でデビューした尾崎豊。当時18歳だった尾崎は、収録曲「十五の夜」や「僕が僕であるために」で社会の矛盾や不条理に対し、10代が抱える純粋な怒りをストレートな歌詞で表現した。「自分が10代の頃には、彼の言っていることが格好良く思えた」(長野県/40代/男性)など、同世代から多くの共感を得ている。華奢な体から発せられるパワーは凄まじく、ときにライブ中に骨折をしても歌い続けるといったステージパフォーマンスが、彼のカリスマ性を後押ししている。
2009/12/03