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AKB歌劇団『∞・Infinity』は総合プロデュースを秋元康、構成・脚本・演出を『サクラ大戦』などを手がけるクリエイター・広井王子が手がけ、AKB48の劇場公演で使用される楽曲を再構成して誕生したミュージカル。広井は「毎週送られてくるCDから200曲くらい聴き続けました。やるなら全曲ABBAを使った『マンマミーア』みたいなことをやってみたくて。「君はペガサス」という曲をキーにして、名前をマリアにすれば「マリア」って曲も歌える!って探して構成していきました」と製作過程を語った。
そして「歌劇団は男役トップが決まらないと出来ない」として、広井は、秋元才加と宮澤佐江を男役トップに、併せて娘役トップに高橋みなみと柏木由紀を抜擢し、秋元&高橋と宮澤&柏木のWキャストを決定。人間とバンパイアの250年の時を超えた愛を描くラブストーリーを作り上げた。
主演のAKB48のメンバー全員が、今回ミュージカル初挑戦。
「AKB48の公演でも、いつも男役をやらせていただくことが多かったんですけど、今回の公演で男役を演じることで、新たな魅力を見つけていただいて感謝しています」(秋元)
「秋元才加ちゃんを本当に好きになりかけちゃったというか、ステキだなと思って稽古していました(笑)。女の子の気持ちを学ぶことが出来ましたし、ミュージカルの楽しさも学びました」(高橋)
「先ほど2人(秋元・高橋)の通し稽古を一人のお客さんとして、初めて見させてもらって、凄く鳥肌が立って焦りました。初日を務めるのはこちらのペアなので、いただいた刺激をこの場所で見せたいという気持ちでいっぱいです」(宮澤)
「演技自体ほとんどやったことがなかったんですが、稽古していくうちに不安より、“もっとこうしたい”という考えが出てきたことにびっくりして。初日が楽しみになりました」(柏木)
劇中には男役・村雨ルカと娘役・高島麻里亜のキスシーンもあるが、フリだけではなく本当にキスしていることを明かした。
「アイドルのAKBが前提であるんですが、歌劇団として、演じ手としてしっかりやりたいというところがあって。アイドルだからできないというのは抜きにして、“台本にキスって書いてあったらちゃんとしようね”って全うしました」(秋元)
「才加は女の子なんですけど女の子に思えなくて、ステキな男性として胸弾むというか(笑)。でも稽古場で突如ホントにしてきたんですね!はあああ〜!ってドキドキしました」(高橋)
「キスと言う言葉を発するもの恥ずかしいです、今は。ホントに女になってしまう。相手がゆきりんということで、“いただきまゆゆ”という感じで(笑)」(宮澤)
「さえちゃん演じるルカは少年なので、純粋な瞳で見てくるんですよ、その瞳に吸いつけられるようにキスしてるので、ミュージカル中は役でできました」(柏木)
この事態に広井は「僕が稽古場で教えたのは、キスに行くときに親指を間に挟んでその上からする方法。でも稽古場であるとき見たら、本当にキスしてる! 本番でもやるつもりですか?って聞いたら、そうだというので…僕がやれっていったのではないので!」と釈明した。
さらにキスシーンにあたって気をつけていることを聞かれると、「ミンティア。さわやかな息のために。そして理想のキスを妄想しています。自分がこうしてもらいたいっていうのを模写して」(秋元)「リップです。唇がかさついてるのが、相手にイヤだと思われたくないので。普段あまり塗らないんですが」(高橋)「自分は“少年”という気持ちをいつも持っているので、熱いキスは違うという感じ。音がするなら“ぷるっ”っていう感覚でさせていただいてます」(宮澤)「それにゆだねてます(笑)。女性の方が麻里亜役をやりたいって思うような、きゅんとする感じで」(柏木)とそれぞれに語った。
幾多のヒット作品を送り出した広井が「座付きにさせていただけるなら、第2弾の構想はもうあります」というほど惚れ込んだAKB歌劇団の『∞・infinity』は、10月30日〜11月8日までシアターGロッソにて上演。
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2009/10/30