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　ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIとTOSHIが22日、三重県・鈴鹿サーキットで開催された野外公演『X JAPAN FILM GIG〜鈴鹿の夜〜』終演後にサプライズで駆けつけた。先月28日未明に行った頸椎椎間孔切除の手術後初の公の場となったYOSHIKIは、首にコルセットを巻いて現れ「みんなに会いたかったから来ちゃった」と笑み。しかし手のしびれは未だ消えず、年内はリハビリに専念することが決定し、10月に予定していたフランス公演の再延期を発表した。

　術後の容態が心配されていたYOSHIKIが復調をアピールだ。コンサートも終盤に差し掛かり、台湾公演時に演奏された代表曲「X」の映像が映し出され、「台湾」コールがサーキットに響く中、それをさえぎるかのごとくTOSHIが「鈴鹿！」と絶叫。突然のTOSHIの登場にざわめく会場の上空には、さらに一機のヘリコプターが飛来し、YOSHIKIが“降臨”すると、この日一番の盛り上がりを見せた。

　術後わずか25日とあって万全の状態からは程遠いながらも、YOSHIKIは決死の覚悟で来日を果たした。集った2万4000人のファンによる「YOSHIKI」コールの中、リハビリ中とあってか、首にはコルセット、左手には包帯、少し足を引きずりながらステージに登壇したが、「少し体を動かす方が回復早いっていうし、来ちゃいました」と微笑んだ。

　経過については「まだ（手が）痺れてる。電気が流れてるみたい」と完全復活とはまだ言えないようで、10月10日のフランス公演の再度延期と年内に決定していた大阪公演の延期を報告した。

　また、「山あり山ありだよね」とX JAPANの活動を振り返ったYOSHIKIは「1日も早くアルバム出したいし、ツアーも再開させたいので、リハビリに専念したい。みんなに夢を与えるバンドになりたい」とファンからの激励の声に応えた。

　YOSHIKIは23日（日）に同サーキットで開催される『SUPER GT Round6』決勝に出場する『TEAM YOSHIKI＆童夢プロジェクト』のレース模様を見守る。

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