歌手で俳優の中尾ミエ(77)が7日、都内でバースデーライブ「中尾ミエ77th birthday live No Time At All〜人生もっともっと楽しまなくちゃ〜」が開催した。 オープニングはバンドメンバーの演奏で登場。『Welcome to my show』で口火を切ると、会場は祝福の拍手で包まれた。勢いそのままに『帰って来た女へ』と自身の大ヒット作『可愛いベイビー』を披露。客席から手拍子と声援の一体感が生まれた。MCでは芸能生活を振り返り、77歳の誕生日と60周年記念の節目で初のソロコンサートを開催したと明かし、本公演のテーマとして「中尾ミエだからこそ歌える彼女のありのままの人生観を伝える心に響く楽曲」を掲げた。 ザ・ピーナッツ、クレイジーチャッツと共に一時代を築いた仲間とのエピソードを語り、同志達と歌った「stardust」を歌唱。中尾は自身の活動を振り返る中で、各国(ブラジル、ギリシャ、ルーマニアなど)の音楽祭を通して多くの経験を積んだという。 その後のMCでは「人生、新しいことを始めるのに遅過ぎるということはない。成せばなる」とファンに伝えた。アルバムから新曲『No Time At Allあっという間に』披露し、ファンを自身のライブの世界に惹きつけ、会場のボルテージは最高潮に。さらに、ゲストとして尾藤イサオを呼び込むと会場からは拍手が起こった。往年のスターによる共演は日劇ウエスタンカーニバルで歌って以来となる。 中尾プロデュース・主演を務めた『ザ・デイサービス・ショウ』の『クレイジージージー』と『Rock'n'rollmedley(全5曲)』をセッションし、バンドとのグルーブ感満載の演奏で一気に熱が上がったところを最後『いつも心にある歌は』で締めくくった。そして、拍手の中アンコールで再び登場した中尾は名残惜しくも、アンコール曲『誰かがあなたを愛しているから』を熱唱。長年一緒に作り上げてきたバンドメンバーと共に有終の美を飾り、最高のバースデーライブの幕が閉じた。

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  • 『中尾ミエ 77th birthday live No Time At All〜人生もっともっと楽しまなくちゃ〜』より
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