昨年2月20日に前立腺がんのため死去した歌手で俳優の西郷輝彦さん(享年75)を偲ぶ会が20日、都内のホテルでしめやに営まれた。参列した歌手の山本リンダ(71)が取材に応じた。
山本は、西郷さんとの思い出を問われると「お仕事場でお会いする時も本当に暖かくて大きい感じ。大先輩なので楽屋に行く時も緊張して入るんですけど、本当にニコニコされて、大きい気持ちで受け止めてくださる。本当に尊敬しておりました」と偉大なスターでも優しさあふれる西郷さんの在りし日を振り返る。
「西郷さんのお仕事に対する誠実さは素晴らしいと、いつも思っておりました。ここしばらくお会いする機会はなかったんですけど…」と明かす。「舞台に対しても、歌に対しても、本当に誠実に向き合っている姿に教えられることがたくさんありました。とても残念な思い。まだまだ頑張っていただきたかったというのが本心」と別れを惜しみながら、「私たち後輩は、お仕事に向き合う姿勢を教えてもらった。本当に感謝しております。私たち後輩は西郷さんへ感謝の思い。どうか安らかにしてください、という思いでいっぱいです」と目頭を熱くしていた。
楽屋に訪ねた際に「リンダちゃん。芸能界、大変だけど長く頑張っていくんだよ」という一言を受けたことが忘れられない言葉だそう。「先輩なんですけど私たちにも親しみを持って接してくださる方でした」と感謝の言葉をあらためて、つむいでいた。
祭壇は、2000本のバラや白菊とスプレー菊などの花で彩られ、自然な色合いで明るいものをイメージ。遺影は2019年秋にカレンダーの撮影に撮られた写真となり、1番優しい素の表情をしていたことから選ばれた。
会場内には、レコードやカセット、ポスターや200点以上の縁の品を展示。グレーの衣装は晩年のディナーショーで着用していたものという。また、献杯用のお酒として、西郷さんが大好きだった芋焼酎が取り寄せられた。
偲ぶ会では、舟木一夫らが発起人あいさつを行った。森田健作や野村将希らも参列した。
西郷さんは1947年2月5日生まれ、鹿児島県出身。1964年2月、「君だけを」でデビュー。同年に「君だけを」「17才のこの胸に」で『日本レコード大賞』最優秀新人賞を受賞。66年には「星のフラメンコ」がヒットした。同時期にデビューした橋幸夫、舟木一夫とともに“御三家”と呼ばれた。また、1987年にNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』、連続テレビ小説『わかば』に出演するなど俳優としてドラマ、映画、舞台に出演するなど、多方面で活躍した。
プライベートでは1972年に俳優の辺見マリ(72)と結婚し、81年に離婚。長女は辺見えみり(46)。その後、1990年に19歳年下の女性と再婚した。また2011年に前立腺がんの摘出と治療を受けていたほか、2021年4月末にがんの最先端治療を受けるためオーストラリアに渡っていた。
山本は、西郷さんとの思い出を問われると「お仕事場でお会いする時も本当に暖かくて大きい感じ。大先輩なので楽屋に行く時も緊張して入るんですけど、本当にニコニコされて、大きい気持ちで受け止めてくださる。本当に尊敬しておりました」と偉大なスターでも優しさあふれる西郷さんの在りし日を振り返る。
「西郷さんのお仕事に対する誠実さは素晴らしいと、いつも思っておりました。ここしばらくお会いする機会はなかったんですけど…」と明かす。「舞台に対しても、歌に対しても、本当に誠実に向き合っている姿に教えられることがたくさんありました。とても残念な思い。まだまだ頑張っていただきたかったというのが本心」と別れを惜しみながら、「私たち後輩は、お仕事に向き合う姿勢を教えてもらった。本当に感謝しております。私たち後輩は西郷さんへ感謝の思い。どうか安らかにしてください、という思いでいっぱいです」と目頭を熱くしていた。
楽屋に訪ねた際に「リンダちゃん。芸能界、大変だけど長く頑張っていくんだよ」という一言を受けたことが忘れられない言葉だそう。「先輩なんですけど私たちにも親しみを持って接してくださる方でした」と感謝の言葉をあらためて、つむいでいた。
祭壇は、2000本のバラや白菊とスプレー菊などの花で彩られ、自然な色合いで明るいものをイメージ。遺影は2019年秋にカレンダーの撮影に撮られた写真となり、1番優しい素の表情をしていたことから選ばれた。
会場内には、レコードやカセット、ポスターや200点以上の縁の品を展示。グレーの衣装は晩年のディナーショーで着用していたものという。また、献杯用のお酒として、西郷さんが大好きだった芋焼酎が取り寄せられた。
偲ぶ会では、舟木一夫らが発起人あいさつを行った。森田健作や野村将希らも参列した。
西郷さんは1947年2月5日生まれ、鹿児島県出身。1964年2月、「君だけを」でデビュー。同年に「君だけを」「17才のこの胸に」で『日本レコード大賞』最優秀新人賞を受賞。66年には「星のフラメンコ」がヒットした。同時期にデビューした橋幸夫、舟木一夫とともに“御三家”と呼ばれた。また、1987年にNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』、連続テレビ小説『わかば』に出演するなど俳優としてドラマ、映画、舞台に出演するなど、多方面で活躍した。
プライベートでは1972年に俳優の辺見マリ(72)と結婚し、81年に離婚。長女は辺見えみり(46)。その後、1990年に19歳年下の女性と再婚した。また2011年に前立腺がんの摘出と治療を受けていたほか、2021年4月末にがんの最先端治療を受けるためオーストラリアに渡っていた。
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2023/02/20