日本の文化・芸能の保存、向上に寄与した人物を表彰する『第43回松尾芸能賞』の贈呈式が30日、都内で行われた。特別賞を受賞した伊東四朗(84)は「ここにいらっしゃるのは、秀でた一芸を持っていらっしゃるばかりです。翻(ひるがえ)って私はそういうものはありません」と恐縮しつつも、喜劇役者としての思いを語った。
伊東は「私が一体何をやってきたのかと聞かれたら一言、バラバラです。ベンジャミン伊東などというひんしゅくを買ったものもありますし。その余韻が冷める前に朝ドラマの視聴率最高といわれた『おしん』の父役も回ってくるんです。不思議なご縁だな」と自身の歩みを回顧。
続けて「そんなことをしていると三宅裕司からコントライブをやらないかと。『伊東四朗一座、旗揚げ解散公演』っていうのがあったりした時に佐藤B作から、伊藤博文が出てくるので“イトウ”つながりで出てくれないかという安易な誘いがあったりして。バラバラでやってきたんですけども、こんなすばらしい賞をいただいたことで、バラバラも良きものかなと思うようになりました」と言葉に力を込めた。
司会から「今の時代、喜劇役者の存在がより求められているように感じます」と向けられると「つながっていってくれるとうれしいなと思いますね。少し下の世代では、三宅裕司さんとか佐藤B作さんがやってくれるので、とても安心しています。喜劇役者が最高なんです。喜劇の中になんでも入っているんですよ。喜劇は最高ですからね。みなさん、喜劇の畑に入ってきてください」と呼びかけていた。
同賞ではそのほか、大賞を野村萬斎、優秀賞を菊原光治、春風亭小朝、シルビア・グラブ、尾上菊之丞、新人賞を坂東巳之助、功労賞を坂東竹三郎が受賞した。
伊東は「私が一体何をやってきたのかと聞かれたら一言、バラバラです。ベンジャミン伊東などというひんしゅくを買ったものもありますし。その余韻が冷める前に朝ドラマの視聴率最高といわれた『おしん』の父役も回ってくるんです。不思議なご縁だな」と自身の歩みを回顧。
続けて「そんなことをしていると三宅裕司からコントライブをやらないかと。『伊東四朗一座、旗揚げ解散公演』っていうのがあったりした時に佐藤B作から、伊藤博文が出てくるので“イトウ”つながりで出てくれないかという安易な誘いがあったりして。バラバラでやってきたんですけども、こんなすばらしい賞をいただいたことで、バラバラも良きものかなと思うようになりました」と言葉に力を込めた。
司会から「今の時代、喜劇役者の存在がより求められているように感じます」と向けられると「つながっていってくれるとうれしいなと思いますね。少し下の世代では、三宅裕司さんとか佐藤B作さんがやってくれるので、とても安心しています。喜劇役者が最高なんです。喜劇の中になんでも入っているんですよ。喜劇は最高ですからね。みなさん、喜劇の畑に入ってきてください」と呼びかけていた。
同賞ではそのほか、大賞を野村萬斎、優秀賞を菊原光治、春風亭小朝、シルビア・グラブ、尾上菊之丞、新人賞を坂東巳之助、功労賞を坂東竹三郎が受賞した。
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2022/03/30