漫才日本一を決める『M-1グランプリ2021』(ABC・テレビ朝日系)が19日に生放送され、長谷川雅紀(50)と渡辺隆(43)からなるお笑いコンビ・錦鯉が優勝。6017組の頂点に立ち、17代目王者に輝いた。非吉本勢の優勝は、2007年のサンドウィッチマン以来となったが、優勝直後の会見では、らしさ全開で喜びを語った。 渡辺が「夢のようで、まだ実感がわいてないですよね。本当に現実かな…」とかみしめるように語ると、長谷川も「優勝は狙っていましたけど、最終的な結果はわからなかったので。相方が僕に抱きついてきて、耳元で『ありがとう』って言ったんですよね。それで涙があふれてしまって。普段、ありがとうって言わない人間だから。それは涙もあふれますよ」と声を弾ませた。 決勝進出者の会見では「50歳からののびしろ」をテーマにしていた長谷川だったが「僕が何事もスタートが遅いんですよね。自分のせいでズレて、ズレて時間がかかっちゃったと思う。松本人志さんの言葉で大好きな言葉がありまして、『魂は年を取らない』というもので…。おっさんだからとか、若造だからとか、いろいろあるじゃないですか。そういうことじゃなくて、頑張ろうという気持ちで、50歳こえても、体が動かなくなったら、言葉で補いながらやっていきたい」と意気込んだ。 同大会は「日本一の漫才師を決める大会」として2001年にスタート。2010年の第10回開催で一旦終了し、2015年に5年ぶりに復活した。今回のファイナリストは、インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイ、敗者復活を勝ち上がったハライチの10組。 ネタ披露の順番が「笑神籤(えみくじ)」による抽選で直前まで決まらないシステムが今年も採用され、出場者たちは常に舞台裏で待機。トップバッターはモグライダー、トリはもも。ファーストラウンドは、オズワルドが665点でトップ通過し、インディアンス、錦鯉が655点の同率2位でファイナルラウンドに駒を進めた。 司会は今田耕司(15回目)と上戸彩(10回目)、審査員は松本人志(15回目)、オール巨人(9回目)、上沼恵美子(9回目)、中川家・礼二(7回目)、富澤たけし(5回目)、立川志らく(4回目)、塙宣之(4回目)の7人(※回数順、同数の場合は50音順)。4年連続で同じ審査員が顔をそろえるのは、M-1史上初となる。
2021/12/19
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