アイドルグループ・AKB48の9期生で48グループ前総監督の横山由依が9日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行った。前日に29歳の誕生日を迎えた横山は、『AKB48劇場16周年特別記念公演』で新チームの誕生と17期生オーディション開催発表を見届け、12年におよぶアイドル活動に幕を下ろした。 オープニングは「目撃者」「RESET」「シアターの女神」と、劇場での思い出の詰まった公演曲からスタート。続いて、11月27日にパシフィコ横浜 国立大ホールで行われた卒業コンサートで集結した4人組ユニット・Not yetの楽曲へ。田口愛佳・小栗有以・下尾みうの3人と「週末Not yet」を、加藤玲奈・宮崎美穂・大家志津香と「波乗りかき氷」を、向井地美音・谷口めぐ・村山彩希とは『ペラペラペラオ』を披露した。部屋にポスターを飾るほどNot yetのファンだったという谷口は「本当は客席でこのパフォーマンスを見たかったくらいです。本当に派生ユニットの中でも一番好きなので、こうして一緒にできてうれしかったです!」と感激した。 自身のソロ曲「月と水鏡」を歌い上げると、柏木由紀とは「友達でいられるなら」をデュエット。岡田奈々と、タイ・チェンマイを拠点とするCGM48の伊豆田莉奈との3人では「純愛のクレッシェンド」を披露。横山は卒業コンサートに続いて駆けつけてくれた伊豆田に対して「いずりな、本当にありがとう! 卒業コンサートで『卒業公演も出たいです!』って直談判されて…センターを務めてもらいました(笑)」と話すと、伊豆田は「(この曲の)センターは新ポジでした! 私もびっくりです!」と大喜びした。 「光と影の日々」で本編を締めくくると、アンコールでは軌跡映像が流れ、正規メンバーへの昇格からNMB48兼任、チームAキャプテンの就任、AKB48グループ総監督の就任など、12年間の激動の日々が映し出された。 卒業ドレスに身を包んで登場した横山は、卒業ソロ曲「君がいなくなる12月」を歌い上げ、続けて、柏木、大家志津香、宮崎美穂、加藤玲奈、小栗有以、下尾みう、田口愛佳と「GIVE ME FIVE」をパフォーマンス。一人ひとりと目を合わせながら涙を流した。 エンディングでは初代AKB48グループ総監督で1期生の高橋みなみがスペシャルゲストとして登場し、「ゆいちゃん、卒業おめでとう。きれいだね〜」と言って花束を贈呈した。
2021/12/10
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