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発声障害公表の伍代夏子、11分38秒の長編大作発売 前作を劇化&時間をかけて録音

 3月に喉のジストニア(けいれん性発声障害)を公表し、歌手活動を休止していた伍代夏子(59)が21日、1年半ぶりとなるシングルで11分38秒におよぶ長編大作「歌謡劇 雪中相合傘―科白編―」をリリースする。YouTubeではビデオメッセージと、ミュージックビデオのショートバージョンが公開された。

歌手活動を休止していた伍代夏子が前作を劇化した「歌謡劇 雪中相合傘―科白編―」をリリース

歌手活動を休止していた伍代夏子が前作を劇化した「歌謡劇 雪中相合傘―科白編―」をリリース

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 伍代は昨年1月、前作「雪中相合傘」をリリース。その発売直後に新型コロナウイルス感染拡大の影響でコンサートやイベント、テレビ・ラジオ出演が中止に。追い打ちをかけるように喉のジストニアが悪化し、「雪中相合傘」を披露する機会を失ってしまった。

 芸能活動40年を迎える伍代は、リハビリと並行してスタッフと何度も今後活動について打ち合わせを重ねるなか、「一から新たな新曲を制作するのではなく、この『雪中相合傘』をまだまだもっと多くのみなさまに届けたい」との思いを伝えた。そして、「雪中相合傘」を劇化するプロジェクトがスタートし、歌詞を原作として脚本が書き起こされた。

 レコーディングは伍代の喉の調子を見ながら時間をかけて行われた。書き下ろされたせりふに加え、歌唱部分もストーリーにあわせて新たな表現で新録。こうして、伍代の歌声と演技によって新たな息吹が宿った11分38秒の大作「歌謡劇 雪中相合傘―科白編―」が完成した。

 いよいよ発売日を迎え、YouTubeでは伍代の最新メッセージ動画と、ミュージックビデオ(ショートver.)が同時公開された。メッセージでは、同じ病気と闘っている人々から共感や応援のメッセージが多数寄せられたことへの感謝、少しずつ回復してきていると実感している現状、なかなか完治は難しいと言われているものの、完治すると信じて打ち勝っていきたいと、前向きな思いを語っている。

 また、12月に還暦を迎える伍代は芸能活動40年を振り返り、4度の改名を経て「伍代夏子」となってからはヒット曲にも恵まれ、幸せな歌手生活を送っていること、これまでつらいことがあっても一度も辞めたいと思ったことはなく、憧れの先輩と同じ舞台に立ちたいといった目標をもって日々励んできたため「気づけばあっと言う間の40年だった」とも。そして「初心を大切に、喉の病気になってからはなおさら『声が続く限りもっともっといい歌を歌えるよう頑張りたい』」と気持ちを新たにしているという。

 MVの制作秘話も明かし、曲が出来上がったと同時に浮かんだ歌の世界の景色やイメージを書き留めたイラストや構成案を映像スタッフにプレゼンしたこと、初めてMV制作に企画段階から携わったことなどを話した。実写の映像をイラスト風に加工し、水彩風アニメーションと合成して完成したMVに関しては「自信作。満足感100%」と胸を張り、「ぜひ歌と映像を合わせて観て楽しんで」と呼びかけている。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

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