今回のコロナ禍において、需要が拡大するドラッグストア業界。もとより、近年、市場は右肩上がりで推移しており、日本チェーンドラッグストア協会の「日本のドラッグストア実態調査」によると、2019年度の全国推定総売上は7兆6859億円(前年度比5.7%増)。2000年の調査開始以来、一貫して成長基調にあり、コロナ禍によって苦戦を強いられる業界が数あるなか、同市場はさらなる飛躍が見込まれている状況だ。近年の好調の理由には、訪日外国人の増加に伴うインバウンド消費などいくつかあるが、なかでも、食品等の医薬関連以外の商品の充実化によって、消費者の利用スタイルが多様化している点が大きいのではないだろうか? 顧客満足度調査を行うoricon MEが発表したデータから、ドラッグストアに対する消費者意識を探る。◆ドラッグストアの年間売上のうち、「食料品」の購入比率が増加中
2020/07/06