TBSラジオでは、出演者の新型コロナウイルス感染防止の新たな策として、空気環境の改善を実現する、みんな電力株式会社の「みんなエアー」を導入。これまでパーソナリティー間のアクリル板設置などの感染防止策に取り組んできたが、スタジオが密閉空間であることから、空間自体の安全性を高める施策を実施・検討する中での決断となった。

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　具体的な導入内容は2点で、まずは紫外線殺菌照射装置「エアロシールド」をスタジオの壁面に設置。紫外線の中でも最も殺菌効果が高いとされるUV-Cにより空気を殺菌する装置で、第3者研究機関の実証試験により「実空間における浮遊菌が89.6％減少」することが証明されており、24時間紫外線照射を行うことでスタジオ内の空気を衛生的に保つ。

　2つ目は、空気中の浮遊菌を採取・検査して「空気を見える化」。みんな電力のスタッフがスタジオ内で空気を吸引し、人体に影響を及ぼす可能性があるといわれる19種類（ブドウ球菌、糸状様真菌、ミクロコッカスなど）の浮遊菌について、専門の検査機関で菌の有無や量などを調査。さらにエアロシールドを設置してから一定期間後に同様の検査を行い、サービス導入前後の空気環境を比較、見える化を行う（現時点で、紫外線が新型コロナウイルスを不活性化することが証明されているものではない）。

　その後、検査結果に基づきエアロシールドの増設やその他の空気環境改善策を提案していく。スタジオのドアを開放しての放送、パーソナリティーおよびゲストのリモート出演、パーソナリティーがマスクを着用して放送するなど、さまざまな取り組みを行ってきたが、今回も新たな一手を打ち出した。