アイドルグループ・SUPER☆GiRLSが19日、都内でメジャーデビュー8周年記念ライブを開催し、新メンバー7人がお披露目された。新体制初シングルも解禁され、現センターの浅川梨奈（19）の卒業にともない、新センターには新メンバーの井上真由子（21）が選ばれた。

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　新メンバーは井上のほか、金澤有希（25）、坂林佳奈（21）、松本愛花（16）、石丸千賀（22）、樋口なづな（17）、門林有羽（20）の7人。井上はスタイルがよくファッションセンスが光るビジュアル担当で、元AKB48であり元GEMリーダーの金澤は4期生にして最年長となる。坂林は筋トレが趣味のアスリート女子、松本はSHOWROOMで圧倒的な指示を得る配信上手でHKT48の松本日向の実妹でもある。石丸はロシア国立のバレエ学校に特待生として留学経験を持ちながらアニメオタク。樋口は個性的な歌声と高い歌唱力で魅せる新星歌姫で、門林は元テーマパーククルーという経歴を持つ、個性豊かな7人となった。

　井上は「初ライブなので緊張するんですけど、とにかく全力でパワフルに」と宣言。新メンバーでいきなりセンターを務めることについては「最初にセンターをいただけたときはうれしかったんですけど、その分、責任感も。私でいいのかという思いもあったんですけど、せっかく期待してセンターに選んでいただいたので、本当に引きつけられるように頑張りたい」と前を見据えた。

　門林は「ずっと長い期間、オーディションをやってきたんですが、それが終わってやっとステージに立てることがうれしい。いいスタートダッシュを切れるように全力で楽しみたい」と意気込み。樋口も「オーディションが終わってから、きょうが来るのをすごく楽しみにしていた。こうして私が練習を重ねている間も『待ってるよ』とTwitterで言ってくださる方がいた。そういう方に『おまたせ〜』といえるようなパフォーマンスができたら」と誓っていた。

　2012年にアイドルストリート3期生として加わり、GEMの解散を経てスパガに加入した苦労人の金澤は「私はアイドルストリートがすごく大好き。大好きだからこそ、もう1回挑戦しました。スパガが8年間、作り上げてきたものを壊さないように、そしてそれを超えられるように頑張っていきたい」と宣言した。

　18年間クラシックバレエをやっていたという石丸は「クラシックバレエを生かした華麗なパフォーマンスをたくさんの人にお届けして、私のことしか見えなかったと言ってもらえるぐらい、思いっきり全力でパフォーマンスしたいと思います」と意欲。松本は「合格発表から、きょうを楽しみにしていた。4期生の中で一番年下。フレッシュ感とか元気さを満載で頑張っていきたい」と若さをアピールした。坂林は「デビューなのでフレッシュ感あふれるライブ。全力投球で行きたい。ライブのときはマックスでスイッチオンなので、お客さんと一体になれたら」と笑顔を弾けさせた。

　来年1月にグループを卒業する浅川は「平均年齢も高くなる。経験のある子や普通に社会に出て働いている子、その反面まったく知らない子もいて個性がバラバラ。坂林の話し方を見てもらえばわかるように、クセが強い子が集まっている」と4期生を紹介。アイドルストリートの同期である金澤の加入については「3期生が29人いたんですけど、残りの1人になる。3期生の星として、30歳ぐらいまで頑張ってほしい」と期待していた。

　今回で浅川や現リーダーの溝手るかをはじめ5人が卒業し、7人が加入。11人の新体制で来年2月27日に新シングル「ゴングラCHUレーション!!!!」を発売する。卒業する浅川は「1期生の12人が1人もいなくなって、今までとは違ったグループになる。長く続けてきたメンバーが卒業していく。ファンの方も『SUPER☆GiRLSってこうなるんだ』という衝撃があると思う。でも、スパガイズムを（新リーダーの渡邉）幸愛が引っ張ってくれて引き継いでくれると思う。忘れ去られた『王道アイドル』という路線を突っ走ってほしい。今はアイドルの解散とか卒業も多いですけど、長く続くグループになってくれたら」と今後のスパガを思い描いた。

　新生スパガを代表として井上は「2020年に武道館に立つという目標を掲げている。それを満員にできるように。もっともっとSUPER☆GiRLSをいろんな人に知っていただけるように新メンバーの私たちで風を吹かせたい」ときっぱり。渡邉も「5人の卒業でグループのパワーダウンはあると思う。ただ、私も新リーダーをやらせていただいて、これからグループを全力で引っ張っていきたい。伸びしろのある前向きで頑張っている子たちばっかりなので、11人のスパガが楽しみです」とリスタートを前向きに語った。

　1000人の観客が集まった8周年記念ライブで新メンバーをお披露目すると「ゴングラCHUレーション!!!!」を初披露。第4章のスタートに際し、新メンバーが自己紹介すると大きな歓声が上がった。また、現リーダーの溝手から新リーダーの渡邉へ花束が手渡され、溝手が泣きながら激励すると渡邉の目にも涙が。ただ、溝手が「第5章」と言い間違えて笑いが起きるなど、涙あり、笑いありの8周年記念ライブとなっていた。