アイドルグループ・乃木坂46が、卒業を控える西野七瀬センターのシングル「帰り道は遠回りしたくなる」（11月14日発売）のカップリング曲として収録される西野最後のソロ曲「つづく」、齋藤飛鳥ら若手メンバーを中心に編成された16人のユニット曲「キャラバンは眠らない」のミュージックビデオ（MV）が2曲同時公開された。

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　10月上旬、都内のあらかわ遊園やとしまえんなどで撮影された「つづく」のMVは、西野の幸せな未来を願った作品に。今から10年先の未来、娘を連れて遊園地に遊びに行く1人の幸せな女性は、遊園地で見た1枚のポスターで過去の思い出がよみがえる。

　家の中でのシーンではリアリティーを出すため、実際に西野の部屋にある小物を使用。子どもをちゃんと抱くのは初めてだそうで、子どもの重さとお母さんの大変さを実感したという。懐かしい映像も散りばめられたMVの監督は、乃木坂46の「無口なライオン」「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」のMVや、西野の個人PVも手がけた映画監督・湯浅弘章氏が担当した。

　一方の「キャラバンは眠らない」のMVは各メンバー、バラバラのシチュエーションでの撮影となり、乃木坂46のMV最長となる5日間にわたって収録が行われた。

　東京に引っ越してきたばかりの齋藤飛鳥、友達とうまくなじめない与田祐希と山下美月、バイト先でうまく振る舞えない堀未央奈、友達と離れることになった梅澤美波。友達関係や部活、進路や家庭、それぞれ困難やトラブルはあるものの、自分の中のちょっとした気持ちの変化で見える風景が変わっていくはず――というストーリー仕立てとなっている。

　初めて涙を流すシーンに臨んだ与田は、自身が地元福岡から上京する前に開いてもらった「お別れの会」を思い出しながら涙を流したり、料理シーンがある大園桃子は実際に卵焼きを作り、次に撮影があった齋藤に“おみやげ”として置いていくなど、それぞれのシチュエーションを楽しんだ様子。監督は乃木坂46の「新しい世界」のMVを手がけた映像作家・横堀光範氏が指揮を執った。

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