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長嶋茂雄、14年前の脳梗塞直後の心境激白「2〜3週間後には走る気持ちあった」

 ミスタープロ野球・長嶋茂雄氏(82)の今に迫った日本テレビ系の特番『82歳、長嶋茂雄の今』が、あす10日に放送される。番組では、長嶋氏とともに“ON”として野球界を引っ張ってきた、福岡ソフトバンクホークス会長の王貞治氏(77)、侍ジャパン監督の稲葉篤紀氏(45)との夢の対談が実現。今だからこそ話せる、数々のエピソードが飛び出した。

日本テレビ系『長嶋茂雄“82歳の今”を語る!』で長嶋茂雄(右)と王貞治(左)の対談が実現 (C)日本テレビ

日本テレビ系『長嶋茂雄“82歳の今”を語る!』で長嶋茂雄(右)と王貞治(左)の対談が実現 (C)日本テレビ

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 長嶋氏との出会いについて、王氏は「長嶋さんはすごいヒーローだったから、実際にお会いできた時は本当にうれしかった。とにかく、打つ姿、取る姿、走る姿、投げる姿、全部画になったし、本当に特別な存在です。ミスターベースボール。他のチームのファンだろうがなんだろうが、長嶋さんは特別です」と回想。「長嶋さんが引退試合でちゃんとホームラン打ったんですよ。あのホームランを見て『何でやめちゃうの?』って思った」と絶賛した。

 一方の長嶋氏も「王さんのホームランの角度は、他の選手にはない角度をもっているんです。角度は45度。良い角度でグワ〜と伸びていく」と得意の擬音を交えながら力説。2000年の日本シリーズでは、互いに監督として相まみえる“ON対決”も実現したが、王氏が「いざ試合が始まると複雑でした。勝ち負けとかそういうことではなくて、長嶋さんと戦うっていうことは、これはもう特別でした」とかみしめるように語ると、長嶋氏も「よく言うONね。その文字が野球人生の中で、一番何とも言えない大きな力になったと思っています」と応じた。

 稲葉氏との対談では、14年前に脳梗塞で倒れた時の心境を吐露した。「本当に(アテネ)五輪で監督をやりたかった。五輪で監督としてやるからには、相当の力を出さなくてはいけない。そういう気持ちで、腹の底からやっていました。病に倒れて、周りもドクターも『無理だ』と言われましたが、『俺は行く』と思っていて、倒れて2〜3週間後には走る気持ちがあった。『俺は行く』と最後まで言っていたが、ドクターストップがかかって、ダメだとなった。あの時は本当にやりたかったね。あの時からもう14年経つんですよね」。

 2年後の東京五輪に向けて、長嶋氏は「五輪というのは、やっぱり世界の王者に立つために戦う。日の丸を常に背に受けて持っている以上、勝って金メダルをもってくる!というのが大事な要素なんです。あと2年ってすぐよ」とエール。大先輩からの激励に、稲葉氏は「今回は東京オリンピックということで、ぜひ金メダルを獲って、また皆さんが『野球をやりたい』と思ってくれるようにすることも、私の仕事だと思っています。長嶋さんの言葉は非常に選手に影響がありますので、ぜひ今後ジャパンの集まりがあったら、激励に来ていただけるとありがたいです」と呼びかけていた。

 番組は、あす10日の午前10時30分から放送される(関東ローカル 一部地域でも放送)。

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  • 日本テレビ系『長嶋茂雄“82歳の今”を語る!』で長嶋茂雄(右)と王貞治(左)の対談が実現 (C)日本テレビ
  • 日本テレビ系『長嶋茂雄“82歳の今”を語る!』で長嶋茂雄(右)が稲葉篤紀(侍JAPAN:日本代表監督)とも対談。

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