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イエローモンキー、17年ぶり東京ドーム公演 再集結から2年、因縁の地で10万人を魅了

 昨年15年ぶりに再集結したロックバンド・THE YELLOW MONKEYが9&10日、東京ドーム公演『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017』を開催した。2001年1月8日の活動休止前最後のライブ以来、約17年ぶりに帰還した同所のステージで、唯一無二のロックンロールを鳴り響かせ、会場を埋め尽くしたオーディエンスを熱狂させた。

17年ぶりに東京ドーム公演を行ったTHE YELLOW MONKEY(PHOTO:KEIKO TANABE)

17年ぶりに東京ドーム公演を行ったTHE YELLOW MONKEY(PHOTO:KEIKO TANABE)

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 開演に向けてスクリーンにカウントダウンが表示され、数字が減るごとに観客のボルテージが上がり続ける。残り秒数が「0」になると、メインステージではなく花道中央で会場の中央に位置するエリアに4人だけでサプライズ登場し、インディーズ時代の名曲「WELCOME TO MY DOGHOUSE」でスタートすると、東京ドームの観客から割れんばかりの拍手と歓声が巻き起こった。

 ボーカルの吉井和哉が「この日を心待ちにしていました。また帰ってこれました、東京ドーム! たくさんのメニューを用意してきたので、たっぷり楽しんでいってほしいと思います」とあいさつ。この日の東京は真冬のような寒さだったが、「嘆くなり我が世のFantasy」や「SPARK」、さらに10月に配信された「Stars」など、新旧織り交ぜたセットリストで、会場の熱気はヒートする一方に。

 吉井は充実した表情を浮かべながらも、「個人としては、2001年の最後の(東京ドームでの)ライブがトラウマみたいになっていって、もう1回このメンバーとライブをやれないと死ねないと思ってた」と秘めていた心境を告白。「何はともあれ、帰ってこれてよかった。返す言葉がありません。ありがとう!」とファンに感謝すると、「イエローモンキーのロックを鳴らせることを喜んで、みんなで一緒に歌いたいと思います」と語り、名曲「バラ色の日々」を歌い出すと、観客も大合唱で応えた。

 ライブの定番曲「ROCK STAR」では吉井がステージ&花道を所狭しと駆け回り、「LOVE LOVE SHOW」では世界中の美女たちがずらりと花道に登場する豪華な演出を見せるなど、大きな会場を意識したライブショーで観客を終始魅了し続ける4人。終盤のMCでは、昨年1月の再集結発表からこれまでを「幸せな2年間」と振り返った。

 そして、「来年我々は、アルバムの制作に入ろうと思います」と宣言。「過酷なバンド人生が待ってるかもしれないけど、今までの日本になかったバンドになっていきたい。気を引き締めてやっていきたいと思います」と、シーンの最前線への復活の狼煙を上げると、観客はこの日一番の拍手で祝福した。

 イエローモンキーは28日、バンド結成記念日恒例の「メカラ ウロコ」公演を九州SPECIALと銘打ち、福岡ヤフオク!ドームにて開催する。

『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017』
12月9・10日セットリスト
01. WELCOME TO MY DOGHOUSE
02. パール
03. ロザーナ
04. 嘆くなり我が夜のFantasy
05. I Love You Baby(9日)/TVのシンガー(10日)
06. サイキック No.9
07. SPARK
08. 天国旅行
09. 真珠色の革命時代〜Pearl Light Of Revolution〜
10. Stars
11. SUCK OF LIFE
12. バラ色の日々
13. 太陽が燃えている
14. ROCK STAR
15. MY WINDING ROAD
16. LOVE LOVE SHOW
17. プライマル。
18. ALRIGHT
19. JAM
20. SO YOUNG
21. 砂の塔
22. BURN
23. 悲しきASIAN BOY

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