カナダ・モントリオールで開催される世界体操選手権に出場する内村航平（28）、白井健三（21）、村上茉愛（21）、杉原愛子（18）ら日本代表選手10人が19日、東京・六本木のテレビ朝日で記者会見を行った。同大会の中継番組でメインキャスターを務める松岡修造と、プレゼンターとして参加するHey! Say! JUMPの知念侑李も登壇し、「航平さんなら、できる！」「健三さんなら、できる！」と、選手一人ひとりにパワーを注入した。

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　世界体操は、夏季オリンピックが開催されない年に開催されるFIG（国際体操連盟）主催の体操競技の世界一決定戦。男女個人総合、男女種目別が行われる。今回は、女子個人総合代表として村上、杉原、女子種目別代表として寺本明日香（21）、宮川紗江（18）、男子個人総合代表の内村、白井、男子種目別代表の亀山耕平（28）、安里圭亮(23）、宮地秀享（22）、谷川航（21）が出場する。

　男子は、昨年のリオデジャネイロ五輪男子団体で3大会ぶりとなる金メダルを獲得。個人総合でもエース内村が2連覇を達成し、“ひねり王子”白井らとともに“体操ニッポン”復活をアピールして一躍注目を集めた。

　世界体操においては、内村が個人総合6連覇中で、国内外で9年間無敗、40連勝中。今大会で前人未到の7連覇がかかっている内村は「ほかの選手が出せない美しさを出していければ。日本の体操は美しいと言われますが、その美しさとは何なのか、東京五輪までに見つけたい。その第一歩をモントリオールで見せられたら」と意気込みを語った。

　2013年の世界体操、種目別ゆかで、史上最年少となる17歳で金メダル、15年大会でも金メダルを獲得。今大会で初めて個人総合に挑戦する白井は「個人総合の舞台はこういうものなんだという経験をしてきたい。結果よりもその経験を今は手に入れたい」と落ち着いた表情。そんな白井に内村は「健三らしくやればいい」とエールを送っていた。

　女子もリオ五輪で48年ぶりの団体4位入賞を果たし、メダルの期待も高まっている。きょう19日に18歳の誕生日を迎えた杉原は、今回の世界体操で成功すれば、「スギハラ」という名前が付く技、平均台での「足もち2回ターン」を磨いてきた。松岡から「♪ハッピバースデー、ディア、ラブ（愛）子さん」と歌のプレゼントをもらい、「めっちゃ歌が上手で、ビブラートがすごかった。18歳になって最初の試合が世界選手権なので、いいスタートを切れたらいいな」と、気持ちを新たにしていた。

■放送情報
10月6日（金）「男子個人総合決勝」　後7:00〜9：48
10月7日（土）「女子個人総合決勝」　前10:30〜11:50
10月8日（日）「種目別決勝 第1日」　前10:00〜11:50
10月9日（月）「種目別決勝 第2日」　前9:55〜11:45