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『ブレードランナー』短編アニメ製作決定 渡辺信一郎監督が抜てき

 SF映画の傑作『ブレードランナー』(1982年)の30年後の世界を描く続編『ブレードランナー 2049(ニー・ゼロ・ヨン・キュウ)』(10月27日公開)。前作の舞台2019年から続編の2049年に至るまでの“空白の30年間”のエピソードを描くショートフィルムの制作が決定した。そのなかの一作の監督に、『カウボーイビバップ』、『アニマトリックス』を手がけ、海外でも高い評価を得る渡辺信一郎氏が抜てきされ、現在、短編アニメーション「ブレードランナー ブラックアウト 2022」を制作している。

『ブレードランナー 2049』の短編アニメ制作が決定

『ブレードランナー 2049』の短編アニメ制作が決定

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 前作では2019年のロサンゼルスを舞台に、人間社会に紛れ込んだ労働用の人造人間“レプリカント”を追う専門捜査官“ブレードランナー”のデッカード(ハリソン・フォード)の葛藤を描いた。続編の舞台は、2049年のカリフォルニア。新人ブレードランナーのK(ライアン・ゴズリング)は、ある重大な秘密にたどり着き、その真相を知るためデッカードの行方を追っていた…。

 デッカードが姿を消した後、レプリカントは寿命を持たないよう改良される。しかし2022年、アメリカ西海岸で原因不明の大規模停電が発生し、食物は供給がストップ。世界中がそれを「レプリカントが原因」と非難したことで、レプリカントの製造は法令で禁止されるが、このピンチを救ったのが、科学者ウォレス(ジャレッド・レト)だった。彼は人工農法によって食糧難を解決するあらたなエコシステムを開発。さらに、以前レプリカントを製造していたタイレル社を買い取り、新型レプリカントの製造を始め、レプリカント禁止法の廃止を実現させた。

 2022年に起こった原因不明の大停電=“ブラックアウト 2022”。そのとき、一体何が起こったのか―。その前奏を一つの作品として描くため、渡辺監督は『ブレードランナー 2049』の制作スタジオであるAlcon Entertainmentからオファー受け、短編アニメーション「ブレードランナー ブラックアウト 2022」の制作が決定した。

 制作は追い込みに入っており、その現場を垣間見ることのできる予告映像が解禁。渡辺監督は「アニメ版を制作するにあたり気を付けたのは、『ブレードランナー』に最大限のリスペクトを払うこと」とコメントしており、作品の世界が一部お披露目された。同アニメーションは、26日に披露される予定。

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