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『ミニオン大脱走』V2 新作3本がトップ5に初登場

 興行通信社による7月29日・30日の映画動員ランキングは、『怪盗グルーのミニオン大脱走』が、土日2日間で動員42万8000人、興収5億3000万円をあげ、2週連続1位となった。学生たちが夏休みとあって平日の稼働もよく、累計興収は初日から10日間で20億1700万円を記録し、前作『ミニオンズ』(2015年7月31日公開、最終興収52億円)の公開10日間の興収対比で112.7%と歴代イルミネーション作品の記録を塗り替えた。

『怪盗グルーのミニオン大脱走』2週連続1位と人気(C)UNIVERSAL STUDIOS.

『怪盗グルーのミニオン大脱走』2週連続1位と人気(C)UNIVERSAL STUDIOS.

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 2位には『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』が、土日2日間で動員22万人、興収3億1100万円をあげ、初登場。『魔人ドラキュラ』(1931年)、『フランケンシュタイン』(1931年)など、ユニバーサル・スタジオのモンスター映画を次世代向けにリメイク・シリーズ化する巨大プロジェクト「ダーク・ユニバース」の第1弾に当たる作品で、元になった作品はミイラというキャラクターの原型である作品『ミイラ再生』(1932年)。トム・クルーズを主演に迎え、中東の広大な砂漠から現在のロンドンに隠された地下迷宮を舞台に、古代エジプトの神話に封印された邪悪なる“王女”の復活の物語を描く。海外でもヒットしている。

 3位には新作『君の膵臓をたべたい』がランクイン。土日2日間で動員19万人、興収2億5200万円をあげた。住野よる氏の同名ベストセラー小説の実写映画化で、出演は重い膵臓の病を患うヒロイン桜良に浜辺美波、彼女の病気を知ってしまう【僕】に北村匠海、監督は月川翔氏が務めている。観客は男女ほぼ半々で、10代から50代まで幅広い層を集客しており、作品満足度も高く、息の長い興行が見込まれそうだ。

 新作『東京喰種 トーキョーグール』は5位にランクイン。土日2日間で動員16万6000人、興収2億3200万円をあげた。原作はこれまでにアニメ、舞台、ゲーム化もされてきた、石田スイ氏による漫画。主演は『MARS(マース) ただ、君を愛してる』『HiGH&LOW THE MOVIE』『ラストコップ THE MOVIE』など、活躍目覚ましい窪田正孝。監督は多くのCMやミュージックビデオを手がけてきた萩原健太郎氏。

 既存作品はそれぞれ順位を落としたものの好調な興行を維持。4位の『銀魂』は累計興収23億円、6位の『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』は17億円、7位の『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は54億円、8位の『メアリと魔女の花』は19億円を突破した。

 全国映画動員ランキングトップ10は下記のとおり。

1位:怪盗グルーのミニオン大脱走
2位:ザ・マミー/呪われた砂漠の王女【初】
3位:君の膵臓をたべたい【初】
4位:銀魂
5位:東京喰種 トーキョーグール【初】
6位:劇場版ポケットモンスター キミにきめた!
7位:パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊忍びの国
8位:メアリと魔女の花
9位:カーズ/クロスロード
10位:忍びの国

関連写真

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  • 巨大プロジェクト「ダーク・ユニバース」シリーズ第1弾作品が好スタート。トム・クルーズ主演『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(C)Universal Pictures

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