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嗣永桃子「アイドルになれてよかった」 丸15年の活動に終止符

 アイドルグループ、カントリー・ガールズのメンバーでタレントの嗣永桃子(25)が6月30日、東京・青海野外特設会場で開催する芸能界引退コンサート『嗣永桃子(ハート)ありがとう おとももち(ハート)』前に囲み取材に出席した。同公演を持って丸15年間のアイドル及び芸能活動を終了させる嗣永は「本当にアイドルになれてよかった。なによりアイドルになった自分が好きなので自分をより、好きになれてよかった」と、かみ締めた。

アイドル人生の象徴だった”小指”を封印して活動に幕を閉じた嗣永桃子

アイドル人生の象徴だった”小指”を封印して活動に幕を閉じた嗣永桃子

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 2002年6月30日にハロー!プロジェクト・キッズに合格した嗣永は2004年にBerryz工房としてメジャーデビュー。2015年に無期限活動停止となってからはカントリー・ガールズにプレイングマネジャーとして加入した。この日をもって、同グループ及びハロー!プロジェクトも卒業。7月以降は一般人として夢だった幼児教育の道へと進む。

 10歳から人生の半分以上をアイドルとして過ごしてきたが「私はアイドル人生を青春と例えることが多い。学生のうちはずっとアイドルだったのでみんながするような青春時代は経験できなかった。でも普通の女の子では経験できないことをたくさんできた。この青春時代をアイドルとして過ごすことができてよかった」と胸を張った。

 突き抜けてナルシスト&ぶりっ子なキャラで人気を集めた嗣永は「分岐点になったのは加藤浩次さんに蹴られ、粉まみれにされ、スタジオから引きずり降ろされるというあの一連の流れから街を歩いても『ももちだ』と言ってもらえるようになった、つんく♂さんと加藤浩次さんには頭が上がりません」と感謝。

 一方で徹底したアイドルぶりはファンの中でも“嗣永プロ”というあだ名がつくほどだが「私は自分をそう思わないですし、そのあだ名はかわいくないので早急にやめてほしいレベル」と笑わせながらも「そう評価していただけている事実はうれしい」と微笑んだ。

 平日、雨が懸念される6月の野外ライブだが「アイドルとして終わりにふさわしい日を考えたとき、つんく♂さんから合格をもらった2002年6月30日が始まりだったので、その日を最後にしたいとこだわって平日ですけど決行しました」と説明。「プレミアムフライデーですから! 私が卒業を発表してから国が決めたので国もついに私に合わせるようになった!」と相変わらずのももち節は健在。

 「ファンの方から、『ももち、幸せになって』と声をかけていただいたんですが、私はビジュアルもいいし、愛嬌もあるし、しかも運も持っているので大丈夫な気がする。何よりもファンの皆さんの幸せを祈っています!」とエール。「ファンの方には、もしほかに好きなアイドルの子ができても私と比べちゃダメですよと、伝えたいです。私以上のアイドルはそうそう現れないと思うので次に好きになるアイドル、その子自身を応援してもらいたいです」と、ももちらしさ満載のコメントでまとめていた。

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  • アイドル人生の象徴だった”小指”を封印して活動に幕を閉じた嗣永桃子
  • 嗣永桃子の芸能界引退コンサート『嗣永桃子(ハート)ありがとう おとももち(ハート)』の模様
  • 15年間のアイドル人生に幕を閉じた嗣永桃子
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