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ソニー、レコード自社生産29年ぶり再開へ アナログ盤人気再燃で

 ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は29日、アナログレコードの自社生産を29年ぶりに再開させることを発表した。同社の子会社でディスク製造工場のソニーDADCジャパン(本社:静岡県榛原郡)にアナログレコード用のプレス機を導入し、今年度中の生産および製造受注開始を目指す。

アナログレコードの成型・外周トリミング

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 SMEはCDの普及により、1989年に国内での自社生産を終了していたが、昨今のアナログレコード人気再燃を受けて再開を決めた。日本レコード協会の生産実績レポートによると、昨年国内で生産されたレコードは過去10年では最多の79万9000枚。この10年で最も少なかった2009年の10万2000枚と比較すると約8倍に増えた。

 こうした流れを受け、SMEは今後、ソニーミュージックグループ内に「カッティングマスター制作からプレス製造におよぶ一連のアナログレコードの生産体制を整える」方針。「高品質・短納期・低コストを実現することによって、国内でも人気が高まりつつあるアナログレコードの生産需要に対応し、アナログレコードおよび音楽パッケージ市場の拡大に貢献していく」としている。

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