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『パイレーツ・オブ・カリビアン』出演者が語る海賊たちの魅力

 6月9日に54歳の誕生日を迎えたジョニー・デップが、最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のプロモーションのため来日し、20日にイベントを行うことが発表された。残念ながらキャプテン・バルボッサ役のジェフリー・ラッシュと、本作の“悪役”サラザールを演じるハビエル・バルデムの来日がかなわず。そこで、中国・上海で行われた記者会見(5月12日実施)から、キャプテン・ジャック・スパロウ役のデップを交えた“キャプテントリオ”のトークをお届け。第1作から最新作までの全5作に登場するジャック・スパロウとキャプテン・バルボッサは「いつも口げんかばかりしている夫婦のような関係」。その“夫婦”に今回、割って入るのが、海の死神サラザールだ。

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――ジャック・スパロウのキャラクターについてどのように考えますか?

【ジョニー・デップ(以下、JD)】ジャック・スパロウというキャラクターは、実は物語に絡むような重要性というのは全くなくてね。そうしようとしているけど、何ものにもならないんだな。ただ、彼は無知で見当違いなだけなんだよ。だから、ジャックというキャラクターが受け入れられるのを見ると、すごくうれしい気持ちになるよね。また他のキャラクターたちすべてが受け入れられるのもうれしい。そこに信じられるものがあるということだよね。

――作品ごとに極悪で象徴的な海賊たちが登場してきましたが、第1作目からジャック・スパロウとキャプテン・バルボッサの戦いは続き、悲喜こもごもの関係性にありますよね。

【JD】キャプテン・バルボッサは秘かに、ジャック・スパロウとの何と言うか、言ってみれば、いつも口げんかばかりしている夫婦のような関係を楽しんでいるんじゃないかと思うんだ。秘かにだけれど、僕のことを応援しているんじゃないかな。僕が何とか(危機を)やり過ごしていけるようにしてくれている。ただ、僕が何かを手に入れることだけはさせたくないのさ。だから長い間、この関係性で戯れてくることができたし、不思議な関係を作り上げることができたんじゃないかな。

【ジェフリー・ラッシュ(以下、GR)】 確かに、ジャックとバルボッサは、結婚生活を長く耐えてきた夫婦のような関係かもね(笑)。2人は些細なことで口論になるし、哀愁すら漂う。でも私がもっと面白いと思うのは、その二人の間に割り込んでくる悪役たちがいるということ。それは第1作で私が地獄の入り口から吐き出されるようにこの世に戻ってきて以来、ビル・ナイが演じるデイヴィ・ジョーンズ(第2作・第3作)、チョウ・ユウファ演じるサオ・フェン(第3作)が現れ、イアン・マクシェーンが演じた黒ひげ(第4作)も出てきた。そして第5作目で私はハビエル・バルデム演じるサラザールと対峙しなければならなくなるんだ。

――(ハビエル・バルデムに対して)サラザールのキャラクターデザインをどう思いましたか?

【ハビエル・バルデム】ジェリー(ブラッカイマー)から電話をもらって、私に(サッカー選手の)クリスティアーノ・ロナウドもふっ飛ぶような、ホットでセクシーな役を演じてほしいと言われたんだ。だから、すぐに「その話、乗った」と返事をした。それからサラザールのスケッチが送られてきて、「本気かよ?」と思ったね。「これのどこがセクシーなんだ?」と聞いたら、「セクシーだろう」と答えるし、「その役は君のものだ」って言うんだ。具合が悪そうに見えたけれど、私自身はそのスケッチをとても気に入ってね。とてもパワフルだと思った。撮影で、あの姿になるのに3時間かかっていたよ。

【JD】撮影をしている間、ハビエルが役になりきってくれているのが見てとれて、まさに完璧だったね。黒い何かが口の中から出てきていてね。あの役柄をあれ程までの情熱をもって彼(ハビエル)が演じ、恐ろしい姿をしながらも、どこか人の心を動かすキャラクターにしてくれた。わかるでしょ、サラザールはどこか人の心を動かすキャラクターなんだよ。それはジェフリー(ラッシュ)が演じるバルボッサにも通じるもので、彼はどこか愛すべきところがある人物なんだ。そんなキャストたちとの仕事はとてもすばらしい天からの贈り物だと思っている。

――ジョニー、あなたがジャック・スパロウを演じるのは5度目ですね。あなたの中でこのキャラクターはどのように進化していますか? 新しい作品でジャック・スパロウを演じるたびに何か新しいものや違ったことを加えたりしているのですか?

【JD】僕にとってジャック・スパロウはとても居心地がいいんだ。長くひとつの役を演じていると、自分の一部のようなものだからね。これは他のキャラクター(を演じる俳優)にとっても同じだと思うけど。新しい作品でジャック・スパロウを演じるたびに、もっとユーモアを取り入れることはできないか、と考えます。よりバカになろうとしている、もしくは、子どもに戻ろうとしていると言ってもいいかな。

 ジャック・スパロウの素敵なところは、普通の人が日常生活ではとてもできないような言動ができることだと思う。何か聞かれてもすっとぼけたり、無責任にふざけたり、皆がしたくてもできないようなことを堂々とできるところが素晴らしいんだ。

 最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は7月1日より全国公開。

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  • 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(7月1日公開)に出演する(左から)ハビエル・バルデム、ジョニー・デップ、ジェフリー・ラッシュ(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
  • ジャック・スパロウとバルボッサの腐れ縁は最新作でも健在(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
  • 』記者会見に出席したジョニー・デップ(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
  • 中国・上海で5月に行われた映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』記者会見に出席したジェフリー・ラッシュ(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
  • 中国・上海で5月に行われた映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』記者会見に出席したハビエル・バルデム(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
  • 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』より。ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
  • 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』より。キャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
  • 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』より。サラザール(ハビエル・バルデム)(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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