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【第9回AKB48選抜総選挙】陰の主役? 総選挙当日のウミガメに注目

 HKT48チームH/STU48指原莉乃(24)の史上初の3連覇、AKB48チームBの渡辺麻友(23)の年内卒業発表、NMB48チームNの須藤凜々花(20)による電撃結婚宣言とさまざまなニュースが話題となった『第9回AKB48選抜総選挙』開票イベント。それぞれのニュースのインパクトが強烈なせいか、開催前まで話題となっていた「ウミガメの卵」のその後に触れるものは少なかった…。

総選挙当日の沖縄・豊崎海浜公園豊崎美らSUNビーチにあった「ウミガメの卵」保護の囲いと注意書き (C)ORICON NewS inc.

総選挙当日の沖縄・豊崎海浜公園豊崎美らSUNビーチにあった「ウミガメの卵」保護の囲いと注意書き (C)ORICON NewS inc.

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 開票イベント当日、開催予定地だった沖縄・豊崎海浜公園豊崎美らSUNビーチに足を運ぶと、テントで四方を覆った特設会場でのパブリックビューイングが実施されることを受け、ファンが大行列を作っていた。大粒の雨が降りしきる中、人気(ひとけ)の少ないビーチ側に歩を進めてみると、人が入ってこないようにロープで囲われている部分があり、恐る恐る近づくと注意書きを見つけた。「ウミガメ産卵注意 みんなで大事に守りましょう」。

 風にはためく注意書きを眺めながら、ビーチでのウミガメ産卵を受けて12日にAKBの公式ブログで見解を発表したことを思い出した。ブログでは、NPO法人日本ウミガメ協議会・若月元樹氏の見解をもとに正式対応を決定したとし「ウミガメの産卵が確認されたビーチは、お客様が立ち入らないようにいたします。無料ライブ会場とは別のビーチとなります」と報告。開票を待つメンバーやファンの気持ちを思えば忍びないが、沖縄のビーチならではの話題に気持ちがほっこりしたことを覚えている。

 この日ビーチを散策してみると、注意書きと囲いを2ヶ所見つけることができた。ビーチの砂の下に隠れていたが、しっかりとロープで囲まれながら卵が成長する様子に思いを馳せていると、気付けば開票イベントのスタート間近。一般的にウミガメは産卵の際に塩分を調整するため、涙を流すと言われるが、開票イベント本番ではうれしさ、くやしさ、感謝…いろんな感情が押し寄せてきてメンバーたちの目から大粒の涙がこぼれ落ちていた。

 速報でまさかの1位を獲得したNGT48の荻野由佳(18)が、7万3368票を獲得し、5位にランクインするなど、新星の躍動も目立った今回の総選挙。一方、ウミガメの孵化(ふか)は約2ヶ月。選抜メンバーたちが表題曲を歌うAKB48の49枚目のシングルが発売される8月30日には、ビーチにいた卵たちが“子ガメ”として大海を泳いでいる。

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