俳優の船越英一郎が10日、都内で行われた『第25回橋田賞』の授賞式に出席した。「2時間ドラマのシリーズものや単発ドラマで、こつこつと真面目に役柄に取り組み、確固たる地位を築いた」ことを評され『橋田賞』受賞となった船越だが「残念ながら昨今、2時間ドラマの元気がない。少しずつ2時間ドラマの数も減ってしまいました」と危機感を露わにした。 今年“夜の2時間ドラマ”最後のレギュラー枠であった『土曜ワイド劇場』(テレビ朝日系)が惜しまれつつ終了。4月から午前中2時間の新ドラマ枠『日曜ワイド』(同系)が新設されたが、「絶対この自分を育んでもらった2時間ドラマは日本の文化から消してはいけない」と“帝王”として改めて奮起。「きょうの受賞をご褒美に各局の皆さま、2時間ドラマをまた少しずつ増やしてもらえないでしょうか」と冗談めかしつつも、切実に訴えた。
2017/05/10