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エイベックス投資会社、出資第1号は「感覚ピエロ」新会社

 昨年4月期ドラマ『ゆとりですがなにか』の主題歌を担当したロックバンド・感覚ピエロのギタリストで、自主レーベル&マネジメントの代表を務める秋月琢登が、4月に新会社「JIJI INC.」を設立する。秋月自身が出資するほか、エイベックス・ベンチャーズ株式会社、株式会社エー・チームが出資し、事業を支援していく。

感覚ピエロ(右端が秋月琢登)の新会社にエイベックス・ベンチャーズが出資

感覚ピエロ(右端が秋月琢登)の新会社にエイベックス・ベンチャーズが出資

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 昨年11月に設立された投資会社エイベックス・ベンチャーズは、「JIJI INC.」への出資を決めた理由について「エンターテインメント業界の既成概念や慣習にとらわれず、独立自営でバンド活動を行い、既に黒字化している点。自分たちだけで全国ライブハウスツアーを行った実績、感覚ピエロの中心人物・秋月氏のクリエイティブ力とビジネス感覚、エイベックスがライブ、グッズ、ファンクラブ等のインフラを提供することによりさらなる成長が期待できる点」などを鑑みたとしている。

 感覚ピエロは2013年7月に大阪で結成。ミュージックビデオ(MV)、アートワーク作成など、すべてメンバーが自主プロデュースしており、宮藤官九郎が脚本を担当したドラマ『ゆとりですがなにか』の監督からのオファーで「拝啓、いつかの君へ」が主題歌に起用された。また、藤原竜也伊藤英明がW主演する映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』(6月10日公開)の主題歌として、書き下ろしの新曲「疑問疑答」が起用されることも決定している。

 「Just Imagine. Just Idea」を掲げた秋月の自主レーベル&マネジメント「JIJI/JIJI RECORDS」は、4月から「JIJI INC.」となり、感覚ピエロを筆頭に次世代のアーティスト、クリエイター、タレント等の創出を行っていく。

 なお、エイベックス・ベンチャーズの投資は、ヒットを創出するための「人材」とエンタテインメントに関連する「テクノロジー」が対象。設立から現在まで100件以上の応募があったといい、ヒット創出の可能性が高い案件、シナジー効果が高い案件があればスピーディーに出資するほか、必要であれば経営戦略などのアドバイスも行うとしている。

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