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水曜日のカンパネラ、初武道館で圧巻演出 コムアイ「私にピッタリ」

 3人組ユニット・水曜日のカンパネラが8日、自身初となる東京・日本武道館公演『八角宇宙』を開催した。360度観客に囲まれた八角形のセンターステージで圧巻のパフォーマンスを繰り広げ、演出面でも観客を魅了した。

宙で舞うコムアイ Photo by 横山マサト

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 会場には大型ビジョンなどはなく、黒で縁取られた白い八角形のセンターステージのみ。ボーカルのコムアイが武道館の八角形の構造、陰陽五行説にのっとり東西南北で色分けされている客席に着目し、「会場を一つの宇宙空間に見立てる」と予告していたとおり、その形状を活かしたステージ演出となった。

 オープニングは神秘的なSEが流れるなか、ステージから青いレーザー光線が八方を照らし、アリーナの南側から金団雲を模した神輿(みこし)に乗ったコムアイが登場。三蔵法師とクレオパトラを融合させたかのような衣装で「猪八戒」を歌い、フロアを周遊しながら観客をあおった。

 コムアイは「日本武道館にようこそ! カンパネラのライブにこんなに人が来るんですね。最後まで楽しんでいって!」と茶目っ気たっぷりにあいさつ。「いろんな方向から見てもらうのが好きなので、武道館は私にピッタリだと思ったし、ど真ん中にステージを作ってもらいました」と説明した。

 「バク」では独創的なコンテンポラリーダンスを披露。「ユタ」では黒と白の装束姿のダンサーがそれぞれ33人ずつ登場し、陰陽マークを形作ってコムアイの存在感を際立たせた。「ナポレオン」では天吊りの三角形のキネティックライトがコムアイの頭上で変形し、「世阿弥」ではハーネスを装着したコムアイが2階の高さまで上昇し、空中で舞い踊る。趣向を凝らした数々の演出で1万人の度肝を抜き、魅了した。

 アンコールでは「ドラキュラ」のサビをオーディエンスと合唱し、普段は表舞台に姿を見せないメンバー、ケンモチヒデフミとDir.F(ディレクター・エフ)をステージに呼び込む。コムアイは「この3人で水曜日のカンパネラです!」と改めてあいさつすると、ケンモチとDir.Fにマイクを渡して歌わせ、シュールかつ感動的なエンディングとなった。

 6月からは全国ツアー『水曜日のカンパネラ・ワンマンライブツアー 2017 〜IN THE BOX〜』がスタートする。

関連写真

  • 宙で舞うコムアイ Photo by 横山マサト
  • 会場を宇宙空間に見立てた演出
  • 光の演出でも魅了した

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