近年、銀行各社が導入している「生態認証」の技術。この新たなテクノロジーは、取引をより簡略化し、利用者に様々な恩恵をもたらしてくれる。たとえば、現在、銀行で取引を行う場合は通帳かキャッシュカードが必要になるが、ゆくゆくは「手ぶら」で預金の引き出しや預け入れができるようになり、カードやIDすらも不要という時代がやってくるかもしれない。 現在、イオン銀行やみずほフィナンシャルグループは、ICカードの読み取りなどを要さず、指紋センサーに指をかざすだけで銀行取引ができるシステムの実証実験をそれぞれ独自で実施している。株式会社Liquidが開発した「手ぶらで決済(Liquid Pay)」というシステムを用いた試みで、生態認証で本人確認を行い、決済ができるという内容だ。
2017/02/25