映画『新宿スワンII』（21日公開）の主題歌、挿入歌を担当したMAN WITH A MISSION、UVERworld、MY FIRST STORYが豪華競演したライブイベント「『新宿スワンII』スペシャル・ライブ〜SSIISL〜」が18日、横浜アリーナで開催された。シークレットゲストとして映画主演の綾野剛も登場し、1万2000人の観客を熱狂させた。

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　サプライズゲストのAnlyのオープニングアクトを経て、トップバッターで登場したのはMY FIRST STORY。映画挿入歌の「Smash Out!!」などを演奏すると、ボーカルのHiroは「『新宿スワンII』は僕のための映画。だって（綾野演じる白鳥龍彦の）髪型、僕と一緒じゃないですか（笑）。新宿バーストの一員として出させていただけたらな」と映画出演にも意欲を見せ、割れんばかりの完成が沸き起こった。

　続いて登場したUVERworldは、映画のために書き下ろした挿入歌「エミュー」などを演奏。ボーカルのTAKUYA∞は「映画っていいよね！　それぞれのプロフェッショナルが何ヶ月もかけて瞬間瞬間をカメラにおさえて、1本のラインにまとめたものを、2時間半ぐらい1800円で観られちゃう。エンタメの強敵だよね。『新宿スワン』なんて97万人観に行っちゃったんでしょ。すげーよな！」と感嘆しながらも「俺も負けは認められない。今日は積み重ねたものをステージで魅せる集大成の日」とハイテンションで語った。

　すさまじい熱気に包まれた会場に綾野がサプライズで登場し「最高の一日にしましょう！　楽しむぞー！」と呼びかけると、会場は黄色い歓声に包まれた。「前作を愛してくださったこそ、今作が公開できます。正直不安だったんですが、今日その不安が消し飛びました。Anlyさんのパフォーマンス、MY FIRST STORYの若さあふれるカッコよさ、UVERworldの圧倒的なパフォーマンス・言葉力、すべて心にしみ込んでます！　そしてついにこの後、MAN WITH A MISSIONです！」と大興奮の様子。

　映画を彩る主題歌・挿入歌についても話し、「本作は音楽映画と言っても過言ではなく、さきほど（UVERworldの）TAKUYA∞が映画表現について語っていましたが、映画は2時間で感動させるのに対し、音楽は5分で、さらにイントロを聴いただけでも感動させることができる圧倒的なもの。そんな音楽と映画が合わさることですばらしい表現が生まれると思います」と熱く語った。

　その後、プライベートでも親交があるTAKUYA∞も呼び込み、2人でトークショーを展開。知り合いの誕生日会で知り合ったといい、綾野はTAKUYA∞の第一印象について「人の話をしっかり聞く人で、目線を全くずらさないから、俺のこと好きなのかな？と思った」とにんまり。TAKUYA∞は「音楽の話ができる人。芝居について聞いても音楽に例えて返してくれました」と振り返り、今日のライブについても2週間前ぐらいから「楽しみ」とメールを送り合っていたことを明かした。

　ライブのトリを飾ったのはMAN WITH A MISSION。主題歌「Dead End in Tokyo」などを熱演したジャン・ケン・ジョニー（Vo／G）は「エッジノ効イタ作品デスガ、人間模様ヤ人生ノ陰陽、人ノ心ノ動キヲ描イテイテ、特殊ナ世界ノ話ニ留マラズ、ドンナ人ノ琴線ニモ触レル作品ダト思イマス」とアピールした。

　アンコールでは、綾野もギターを手に参戦。綾野がMAN WITH A MISSIONに相談して「この曲がやりたい」と選んだという一曲「evils fall ［remix］（remixed by BOOM BOOM SATELLITES）」に続き、「Smells Like Teen Spirit」もセッション。一夜限りの夢の共演で1万2000人を熱狂させた。

　最後にはMY SIRST STORY、UVERworld、MAN WITH A MISSION、綾野がステージ上に勢ぞろい。映画の大ヒットを祈願して、「新宿スワンII 行くぞー！」の掛け声とともに記念撮影し、この勢いのまま21日に映画公開を迎える。