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ロック歌手の内田裕也が15日、京都市内で開催中の『京都国際映画祭2016』の上映作品『共犯者』舞台あいさつに登壇。1991年に東京都知事選に出馬した際の思い出話を始めたところ、会場からやや笑い声が上がると「みなさん笑っているけど、僕は真剣に東京都知事選に立候補して5位だったんですけど、借金してやったんですよ」と一喝した。 立候補時の政見放送では、ジョン・レノンの『Power to the People』の一節をアカペラで披露したり、英語で自己紹介を行ったりと、まさに“ロック”な選挙活動を展開。こうした経験を持つ内田から見れば、現在の日本の政界に思うところがあるようで「選挙っていうのは自分で痛みを感じて、切実に訴えていくっていうのが一番のリアリティー。左翼連合から金は全部出してもらって…というのは甘すぎるよね」と、先日行われた都知事選挙の立候補者のひとりを暗に批判した。

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