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『サクラダリセット』実写映画化 野村周平&黒島結菜が初共演

 住人の半数が特別な能力を持つ街を舞台にした河野裕氏の青春ミステリー小説「サクラダリセット」シリーズが、俳優の野村周平と女優の黒島結菜の初共演で実写映画化される。「リセット」という能力を絆に絶対的な信頼で結ばれている少年と少女が、幸福な結末を願って「過去を“巻き戻す”」前篇、「未来を“祈る”」後篇の2部作『サクラダリセット 前篇/後篇』で、2017年春、連続公開される予定。

『サクラダリセット』が実写映画化。主演は野村周平、黒島結菜。下段は共演者(左から)平祐奈、健太郎、玉城ティナ、恒松祐里(C)2017映画「サクラダリセット」製作委員会

『サクラダリセット』が実写映画化。主演は野村周平、黒島結菜。下段は共演者(左から)平祐奈、健太郎、玉城ティナ、恒松祐里(C)2017映画「サクラダリセット」製作委員会

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 原作の『サクラダリセット』は、2009年に角川スニーカー文庫より発刊された河野氏のデビュー作。2012年、全7巻でシリーズは完結。すべての伏線が美しく収束する傑作シリーズだ。

 映画では、過去に体験したことを決して忘れない「記憶保持」能力を持つ主人公の高校生・浅井ケイを野村。ケイといつも行動を共にする、世界を最大3日分巻き戻す能力「リセット」を持つ春埼美空を黒島が演じる。

 1人だけの能力では大きな力にならないが、2人が力を合わせれば、3日前からやり直し、今日(いま)を変えることができる強力な力を発揮することができる。一方で、ケイと春埼には、取り戻せない「過去」があった。それは、2年前に「リセット」の影響を受けて死んでしまった同級生・相麻菫(そうま・すみれ)。彼女を救おうと咲良田の能力を取り締まる管理局と対峙するが失敗。以来、ケイは管理局にマークされながらも、咲良田に集うさまざまな能力者とめぐり合うなかで、彼らの能力を組み合わせれば死んだ相麻を再生できるのでは、と考えはじめる。

 ストーリー展開のキーパーソンとなる菫役は平祐奈、劇中でギターと歌にも挑戦する中野智樹役は健太郎、強力な“能力”を披露する村瀬陽香役は玉城ティナ、岡絵里役は恒松祐里が配役された。

 プロデューサーは『僕だけがいない街』『青空エール』を手掛けた春名慶氏。監督は『神様のカルテ』シリーズなどの深川栄洋監督が務める。原作者の河野氏は「監督、プロデューサーをはじめ、スタッフの皆さまは非常に信頼できる方々で、原作者の私は安心してなりゆきを見守っております」とコメントを寄せ、「脚本の初期の段階では意見を出させていただいたところもありますが、採用されたところも、そうでないところも、心から納得できるストーリーになっております」とお墨付きを与えている。

 なお、原作の文庫版から大幅な修正を加えた新装版が7ヶ月連続で刊行されることになり、今月24日より第1巻が発売中。以降、毎月25日発売。

■映画『サクラダリセット』
http://sagrada-movie.jp/

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  • 『サクラダリセット』が実写映画化。主演は野村周平、黒島結菜。下段は共演者(左から)平祐奈、健太郎、玉城ティナ、恒松祐里(C)2017映画「サクラダリセット」製作委員会
  • 原作第1巻の書影(C)河野裕/KADOKAWA
  • 河野裕・著『猫と幽霊と日曜日の革命  サクラダリセット1』カバーイラスト(C)河野裕/KADOKAWA

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