ありえない世界をリアルに見せたり、現実離れしたキャラクターに命を吹き込んだり、映画では欠かせないものになっているVFX(視覚効果)技術は日進月歩。その技術を駆使して、よりクオリティーの高い作品が次々と生まれている中で、「主人公以外全部CG」をうたった作品が現れた。ディズニーの映画『ジャングル・ブック』(公開中)。動物も大自然もすべてCGで表現され、実写もアニメーションも凌駕した映像で世界中を驚かせた作品の制作チームに、日本人アーティストの松野洋祐さんが参加している。 この映画の大部分の制作を手がけたのは、英ロンドン・ソーホーのほか、世界中に制作拠点を持つVFXスタジオ「MPC(Moving Pictures Company)」。米ハリウッドのメジャースタジオからの依頼がひっきりなしに舞い込み、手がけた作品は枚挙にいとまがない。
2016/08/28