日本文学振興会は19日、『第155回芥川賞・直木賞(平成28年度上半期)』の選考会を東京・築地「新喜楽」で開き、芥川龍之介賞に村田沙耶香氏の『コンビニ人間』(文學界6月号)、直木三十五賞に荻原浩『海の見える理髪店』(集英社)を選出した。村田氏は初ノミネートで受賞、萩原氏は5度目の候補で受賞を決めた。 村田氏は1979年千葉県生まれ。2003年『授乳』で第46回群像新人文学賞優秀作を受賞してデビュー。08年『ギンイロノウタ』で第31回野間文芸新人賞受賞、12年『しろいろの街の、その骨の体温の』で第26回三島由紀夫賞を受賞している。
2016/07/19