ロックバンド・DIR EN GREYが2月に開催した東京・日本武道館公演の模様が『DIR EN GREY　ARCHE AT 日本武道館　特別編』として、6月11日から東京・京都・大阪の映画館で上映されることが決まった。圧巻のステージが大スクリーンで蘇る。

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　上映されるのは2月5日・6日の両日行われた武道館ライブのステージ。約2年前に発売されたオリジナルアルバム『ARCHE』に連動した公演で、DIR EN GREYとしては2年ぶりの武道館公演だった。初日と2日目で演目も内容も全て変え、巨大スクリーンに映し出された映像、細部にまでこだわって作り込まれた壮大なステージ演出で、武道館は終始興奮に包まれた。

　ライブの模様はBlu-ray／DVD化され、6月29日に発売されるが、今回上映されるのはメンバーのオフショット・インタビューを盛り込み、約2時間に編集したスペシャル版。来年に控えた結成20周年のスペシャル企画と位置付け、関係者は「DIR EN GREYのライブの魅力を映画館で堪能してもらいたい」と説明する。

　ビジュアル系ロックの雄として圧倒的な人気を誇る彼らは、2006年以降はアジア、アメリカ、ヨーロッパなど海外に活躍の場を広げ、ボーカルの京がイギリスの老舗ロック誌『KERRANG!』の表紙に日本人アーティストとして初めて起用されたことでも話題に。米ビルボード誌では「異色の日本人ロックグループ」として異例の大特集もされた。

　現地の音楽関係者は「アメリカでは日本のメタル系バンドが注目を集めていて、日本のロックグループの中では圧倒的な人気を誇っているDIR EN GREYとビルボードチャート入りしたアイドル系のBABYMETALが話題を集めている」と人気ぶりを証言する。

　6月11日から東京・品川のT・ジョイPRINCE品川、T・ジョイ京都、大阪・梅田のブルク7で1週間公開（昼夜2回）。チケットは4日から発売され、来場者は記念オリジナルポストカード（15種類）と引き換え予定。

　上映期間中にはメンバーが分かれて各劇場に駆けつけ、舞台あいさつする計画も。関係者は「上映の前にメンバーのコメントを流すことも予定していますが、各劇場を回ることも考えています。ある意味でサプライズ的な舞台あいさつになると思います」と予告している。