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ディズニー映画『ズートピア』リピートしたくなる理由

 先月29日から今月8日までの大型連休の期間中に大きく動員を伸ばした作品といえば、ディズニーの長編アニメーション『ズートピア』。先月23日の公開から3週間で興行収入30億円目前まで迫り、最終的に50億円を達成しそうな勢いだ。映画のヒットにはリピーターをいかに増やしていけるかが重要なポイントとなるが、同作には主人公のジュディとニックをはじめとした魅力的なキャラクターがたくさんいて、動物たちが人間にように暮らす“楽園”およびその周辺はは6つのエリアから構成されていて…、さながらどこかのテーマパークのよう。熱狂的リピーター発生の要因と見る声もある。

 2週目の週末(4月30日・5月1日)の成績が初週を上回り、公開3週目の週末(5月7日・8日)には動員28万8041人、興行収入3億8677万5600円をあげ、動員&興収で初めて『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』を抜いてランキング1位を獲得した。5月8日時点での累計は動員235万6413人、興収29億8776万4600円。

 公開当初より口コミで絶賛の声が相次いでいたが、作品への好評価が定着したいま、劇場には家族連れや女性はもちろんのこと、大人や男性客の姿も。キュートでユニークなキャラクターたちの魅力だけでなく、偏見や差別といったテーマにも言及した作品性が、子どもや彼女の付き添いといった消極的・受動的なきっかけで鑑賞した人にも高い満足度を与え、大人でも楽しめるエンターテインメントとして幅広い支持を獲得している。

 週替りの入場者特典もなく、それでもリピートしたくなるのは、純粋に鑑賞時に何かしらの感動を覚えて、またあの体験を味わいたいと思うから。キャラクターに夢中になって何度も会いに行きたくなる。架空の都市ズートピアは、地球上の寒冷地、砂漠地帯、熱帯雨林など、さまざまな地域に適応して進化してきた動物たちが共生するエリアがユニークに描かれていて、1度観ただけでは“回りきれない”と思うほどだ。

 ぬいぐるみやツムツム、アパレルやステーショナリーグッズなど、個性豊かなキャラクターたちのグッズの売れ行きも好調らしく、SNSに“戦利品”をアップするファンも続出しているという。『アナと雪の女王』(最終興収254.8億円)や『ベイマックス』(同91.8億円)の成績にどこまで迫れるか、注目される。



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