ワーナーミュージック・ジャパンのレーベル「unBORDE（アンボルデ）」創立5周年を記念したイベント『Coca-Cola presents unBORDE 5th Anniversary Fes 2016』が10日、千葉・幕張イベントホールで開催され、きゃりーぱみゅぱみゅ、RIP SLYME、高橋優、CAPSULE、ゲスの極み乙女。ら所属アーティスト15組が約9時間にわたって競演した。

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　同レーベルは「時代感とエッジのあるONE＆ONLYなアーティストを日本のみならず海外にも発信」することを目指し、2010年12月21日に発足。レーベルヘッドの鈴木竜馬氏は「気づけば5周年。これもひとえに僕らが送り届けている音楽を皆さんが愛してくださっているおかげです。本当にありがとうございます」と招待された7000人の音楽ファンに感謝の言葉を伝えた。

　トップバッターはandrop。ボーカルの内澤崇仁は「きょうはお祝いだから」と、新曲「Astra Nova」を初披露。続いて、レーベルの第1弾アーティスト・神聖かまってちゃんが登場し、ボーカル・の子が「きょうはお前らと一緒に歌いたいんだ！」と叫ぶと、「ロックンロールは鳴り止まないっ」を演奏し、“もっと音楽を鳴らしたい、もっと解放したい”というピュアな思いをまっすぐにぶつけた。

　昨年末に東京・日本武道館公演を成功させたパスピエは、「チャイナタウン」「最終電車」などを披露し、オーディエンスを引きつける。アカシックはボーカル・理姫が超ミニの真っ赤なワンピースで登場し、「今日から夜は家にいるよ」などをエモーショナルに歌い上げた。

　レーベルに新たに加わった「ウエルカム・ニュー・アーティスト」のコーナーでは、livetune＋がデビュー曲「Sweet Clapper」を初披露。爆音ロックトリオ・天才バンドは、多部未華子出演のCMソング「ダラダラ」など3曲を演奏。シンガー・ソングライター、あいみょんは「どうせ死ぬなら二度寝で死にたいわ」というユニークな視点が光る「どうせ死ぬなら」などを堂々と歌い上げた。

　tofubeatsは神聖かまってちゃん・の子とmono（Key）を迎え、「おしえて検索」からスタート。ラストには藤井隆が登場し、爆笑トークを繰り広げながらダンスチューン「ディスコの神様」を披露した。チームしゃちほこは、RIP SLYMEの「JOINT」を全員でタオルを回しながらカバー。新曲「Cherie!」も披露し「これからもunBORDE、そして私たちのこともかわいがってください！」と観客に呼びかけた。

　イベント開始から5時間、10番目に登場したのはindigo la End。川谷絵音（Vo・G）は「5周年、おめでとうございます。10周年でもこうしてイベントができるよう僕らも頑張ります」とあいさつ。「忘れて花束」などを演奏した。きゃりーぱみゅぱみゅは、真っ赤なパンツスーツで登場。「unBORDEも私も今年5周年。年々パワーアップしてるunBORDEの一員でいられるのはすごく幸せです！」と語り、デビュー5周年記念ソングの12thシングル「最＆高」（20日発売）を初披露した。

　高橋優はレーベルメイトについて「目の前にストライクゾーンがあるのに、そこに放らないような面々ばかり」と笑いながらも感謝の気持ちを伝え、最新曲「さくらのうた」をしっとりと歌唱。unBORDE主催のイベント5回目にして初登場のCAPSULEは、中田ヤスタカが生み出す高揚感あふれるトラック、こしじまとしこのポップなボーカルでアリーナをダンスフロア化した。

　ゲスの極み乙女。は「サイデンティティ」からスタート。「私以外私じゃないの」「餅ガール」「ドレスを脱げ」「キラーボール」といったアッパーチューンでたたみかけ、オーディエンスをヒートアップさせた。

　本編のトリを飾ったのはRIP SLYME。「5周年のお祝い。踊り倒そうと思ってるんですが、おつきあい願えますか！」とRYO-Zが呼びかけると、「楽園ベイべー」「熱帯夜」などヒット曲を連発。最新曲「Take It Easy」もライブ初披露し、ラストは「この道を行こう」で締めくくった。

　アンコールでは、レーベル設立5周年を記念して所属アーティスト12組で結成した「unBORDE all stars」が新曲「Feel」を披露。CAPSULEの中田ヤスタカ、RIP SLYMEのPESが中心となって作られた同曲をライブでパフォーマンスするのは初めて。個性豊かな面々が次々とボーカルをとりながら、音楽で一つにつながる喜びを分かちあっていた。

　イベントの模様は、5月14日（土）深夜0時からBS スカハ?ー！で放送される。