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第154回「芥川賞・直木賞」候補作決まる 本谷有希子氏が4回目ノミネート

 日本文学振興会は21日、第154回芥川賞・直木賞(平成27年度下半期)の候補作を発表した。受賞作を決める選考会は来年1月19日に、今回も東京・築地「新喜楽」で行われる。

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 前回はピース又吉直樹の『火花』と羽田圭介氏の『スクラップ・アンド・ビルド』が受賞した芥川龍之介賞の候補は、4度目のノミネートとなった演劇家の本谷有希子氏の『異類婚姻譚』をはじめ、3度目のノミネートの松波太郎氏の『ホモサピエンスの瞬間』、初ノミネートのタイ在住会社員・加藤秀行氏の『シェア』など6作品。

 直木三十五賞候補には、2011年に『白樫の樹の下で』で第18回松本清張賞を受賞し、2度目のノミネートとなった青山文平氏の『つまをめとらば』をはじめ、梶よう子氏、深緑野分氏、宮下奈都氏、柚月裕子氏といった4人の初ノミネート作家たちの5作品が決まった。

 贈呈式は2月25日に都内で行われる。受賞者には正賞の時計と副賞の賞金100万円が贈呈される。

 両賞は1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られる。前者は主に無名・新進作家、後者は無名・新進・中堅作家が対象となる。

 前回(第153回)は前述の『火花』と『スクラップ・アンド・ビルド』の2作、直木賞は東山彰良氏の『流』が受賞した

 候補作は以下の通り(敬称略・作者名五十音順)。

■第154回芥川龍之介賞 候補作(掲載誌)・ノミネート回数
石田千『家へ』(群像7月号)・3回目
上田岳弘『異郷の友人』(新潮12月号)・2回目
加藤秀行『シェア』(文學界10月号)・初
滝口悠生『死んでいない者』(文學界12月号)・2回目
松波太郎『ホモサピエンスの瞬間』(文學界10月号)・3回目
本谷有希子『異類婚姻譚』(群像11月号)・4回目

■第154回直木三十五賞 候補作(出版社)・ノミネート回数
青山文平『つまをめとらば』(文藝春秋)・2回目
梶よう子『ヨイ豊』(講談社)・初
深緑野分『戦場のコックたち』(東京創元社)・初
宮下奈都『羊と鋼の森』(文藝春秋)・初
柚月裕子『孤狼の血』(KADOKAWA)・初

 選考委員は以下の通り(敬称略・五十音順)。

【芥川賞】小川洋子奥泉光川上弘美島田雅彦高樹のぶ子、堀江敏幸、宮本輝村上龍山田詠美
【直木賞】浅田次郎伊集院静北方謙三桐野夏生高村薫林真理子東野圭吾、宮城谷昌光、宮部みゆき



関連写真

  • 『異類婚姻譚』が「第154回芥川賞」の候補作品に決定した本谷有希子氏
  • 3度目のノミネートの『ホモサピエンスの瞬間』著者・松波太郎氏
  • 初ノミネートのタイ在住会社員・加藤秀行氏
  • 『家へ』が「第154回芥川賞」の候補作品に決定した石田千氏 (C)石井孝典
  • 『異郷の友人』が「第154回芥川賞」の候補作品に決定した上田岳弘氏(C)新潮社写真部
  • 『死んでいない者』が「第154回芥川賞」の候補作品に決定した滝口悠生氏
  • 『つまをめとらば』が「第154回直木賞」の候補作品に決定した青山文平氏
  • 『ヨイ豊』が「第154回直木賞」の候補作品に決定した梶よう子氏
  • 『戦場のコックたち』が「第154回直木賞」の候補作品に決定した深緑野分氏
  • 『羊と鋼の森』が「第154回直木賞」の候補作品に決定した宮下奈都氏(C)堀田芳香
  • 『孤狼の血』が「第154回直木賞」の候補作品に決定した柚月裕子氏

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