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『スター・ウォーズ』新監督、重要視したのは「キャラクターの魅力」

 新たなシリーズの第1弾となる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開を目前に控え、J.J.エイブラムス(49)のコメントがORICON STYLEに到着した。ドラマ『LOST』や映画『スター・トレック』などでマルチな才能を発揮してきた彼が、『スター・ウォーズ』のメガホンを取るにあたり心がけたことを語っている。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ.J.エイブラムス監督とプロデューサーのキャスリーン・ケネディ (C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ.J.エイブラムス監督とプロデューサーのキャスリーン・ケネディ (C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved

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 『スター・ウォーズ』世代のエイブラムスは、まず初めに“続編を作るならどんな物語が見たいか”とファンと同じ気持ちになって考えたという。スタッフ全員とシリーズのどこが好きなのか、初めて見た時の気持ちなどを掘り下げ、そのうちのどれをもう一度見たいのか議論した。

 11歳で初めてシリーズを見た時について「幻覚を起こしそうになるくらい衝撃を受けたんだ。それは、物語の中で帝国が何を欲しているのか、ダース・ベイダーがルークの父親であるのか、またレイアがルークと双子なのかということの答えは存在しているのに、何一つ明らかにされていない。でもこの世界が本当にあるかのような感覚になった。この感覚をもう一度蘇らせたかった」と振り返る。

 大人になって改めてシリーズを見返すと、「信じられないほど多くの要素が詰め込まれている」と気付いたが、エイブラムス監督は“キャラクターの魅力”を重視した。

 「ストーリーの核を伝えるにはキャラクターに魅力がなければならない。どうしたら観客がキャラクターに感情移入して心配したり、興味を持ったりできるのか考えたよ。例えば戦おうと心に決めたり、時には逃げようとしたりした時に、人々がそのキャラクターを愛せなかったら、例えビジュアルがどんなに素晴らしくても何も意味がないからね」と内面の描写にも徹底的にこだわった。新キャラクターのレイやフィン、カイロ・レン、BB-8らも、時代を超えて愛され続けると自信を見せている。

 監督のオファーは、プロデューサーのキャスリーン・ケネディから直接もらったが、「『スター・ウォーズ』に興味がないか聞かれた時、断るつもりだった。そもそも『スター・ウォーズ』を作るなんて発想を恐ろしく感じていたから」と素直な思いを吐露する。「だけどキャスリーンが家に来て、この映画に秘められた可能性や、新しいキャラクター、ストーリーの展開を聞いたら、僕の心臓はバクバクして、頭の中はフル回転したよ。やりたくてたまらなかったんだ」と大きな決断をした理由を話している。

 同作は、12月18日午後6時30分一斉公開。

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