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キーパーソンが語る、マーベル映画の今後「ネタは無尽蔵にある!」

 キャプテン・アメリカ、ファンタスティック・フォー、スパイダーマン、アイアンマン、ソー、X-MAN、そして現在、映画が公開中のアントマンなど、さまざまなヒーローを次々と生み出してきたマーベル・コミック。2000年代に入った頃から、米ハリウッドでアメリカン・コミックヒーローの実写映画化が相次ぎ、世界的ヒットを連発している。

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 今回、「マーベル・シネマティック・ユニバース」と呼ばれるマーベル・コミックを原作にした数々の大作映画で大きな役割を担い続けるプロデューサーにして、マーベル・スタジオのプレジデントを務めるケヴィン・ファイギ氏に電話インタビューを敢行した。

 「マーベル・シネマティック・ユニバース」とは、キャプテン・アメリカやアイアンマンたちがチームを組んで戦う『アベンジャーズ』のように、異なるシリーズのヒーローたちが時には対決したり、時にはチームを組んだりして、クロスオーバーするマーベル映画共通の世界のこと。記念すべき1作目は2008年公開の『アイアンマン』だ。

 「マーベル・シネマティック・ユニバース」のラインナップは、現在、2019年7月公開予定の作品まで発表されてるが、マーベルの世界はどこまで広がるのか?

 「もともとベースはコミックにあって、いきなり別作品のヒーローが入り込んできたりするのが面白くて、それを映画でもやろうって始めたんです。2019年より先のことは現時点ではわかりませんが、原作のマーベル・コミックの歴史は50年以上。マーベル・シネマティック・ユニバースの映画シリーズは始まってまだ10年経っていませんからね。映画にインスピレーションを与えてくれるヒーロー、シリーズはまだまだたくさんありますし、ネタは無尽蔵にあると言えるでしょうね」

 やる気満々なケヴィン氏。この「ユニバース」の魅力は、例えば雷神様のソーと、天才で大金持ちだけど普通の人間のアイアンマン(トニー・スターク)が一緒にいることの“あり得なさ”。

 「最新の『アントマン』でも、『アベンジャーズ』のメンバー・ファルコンが出てきてちょっと絡むとか、ほかの作品で起こった出来事をネタにして語るとか、不思議なパラレル感で遊べたり、ファンに楽しんでもらえる小ネタを仕込んだりできるのが、このユニバースの魅力だと思います」。


 しかし、設定が破綻して収拾がつかなくなったらおしまいだ。どんな秘けつがあるのか。

 「コミックを実写化して、さらに違った世界観を持った作品同士をクロスオーバーさせる、プロセスも2段階になってくるため、非常に難しい作業なのは確かです。映画製作には大勢の人が関わってきますし、現在は4作品が同時進行中。それでも、世界観を統一するためにあれこれ議論を重ね、すべてを理解して、把握しているのは、自分を含めて10人くらいなんです。その中で一致団結していれば、スケールの大きなプロジェクトでも破綻なくできる。それが自分たちのシステムにもなっているんです」。

 ケヴィン氏とマーベールの出会いは?

 「映画『スーパーマン』(1978年、リチャード・ドナー監督)を観て、スーパーマンが大好きになって、初めて原作コミック(DCコミック)を読みました。それから、マーベル・コミックも読むようになって。当時、マーベル・コミックスは全然映画化されていなかったんですよ。なんでこんなに面白いのに映画化しないんだろうって子どもながら思っていたことを覚えています。でも、まさか自分がこんなにマーベル・コミックのヒーローの映画を作るようになるとは。自分は本当にラッキーだと思うし、もっともっと楽しい映画を作っていきたいです」。

■今後の公開予定

▼『アントマン』公開中
▼『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー(原題)』
2016年4月公開予定 全米公開:2016年5月6日
▼『ドクター・ストレンジ(原題)』
2017年1月公開予定 全米公開:2016年11月4日
▼『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2(原題)』
2017年6月公開予定 全米公開:2017年5月5日



関連写真

  • マーベル・シネマティック・ユニバースをつかさどるキーパーソンの一人、ケヴィン・ファイギ氏
  • 映画『アントマン』に出演するポール・ラッド(左)とケヴィン・ファイギ氏(右)
  • 次作で“アベンジャーズ”との共闘も予定されているわずか1.5センチのヒーロー『アントマン』(公開中)は10億円突破のヒット(C)Marvel 2015
  • 映画『アントマン』に出演するポール・ラッド(右)、エヴァンジェリン・リリー(左)とケヴィン・ファイギ氏(中央)

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