女優の浅田美代子（59）が19日、東京・渋谷公会堂で開催された『いぬねこなかまフェス2015〜動物愛護週間にあつまろう〜』に出演。元アイドル歌手として約42年ぶりにデビュー曲「赤い風船」を生披露した。

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　同曲は、1973年のTBSのホームドラマ『時間ですよ』にレギュラー出演した際に、劇中で歌われた人気曲。約80万枚を売上げ、同年のオリコン年間ランキング10位。第15回日本レコード大賞で新人賞を受賞した。

　久々の歌手活動に緊張が隠し切れない浅田は「42年ぶりですか…人前で歌うのは」と震える声であいさつ。「なんとか歌います」と意を決して「赤い風船」を力を込めて歌唱した。間奏に入るたびに、観客から大きな拍手が湧き、歌詞を間違えることなく歌いきり「緊張して震えました。聞いてくれてありがとうございます」と安堵の笑顔を見せた。

　イベント終了後に囲み取材に応じた浅田は「ドラマの打ち上げで歌わされることはあったけど、人目で歌うのは久しぶりで、本当に怖かった」と苦笑い。「なぜ42年も歌わなかったのか？」との問いには「求められていなかったから」と自虐で共演者を笑わせた。

　同イベントは、浅田が「（動物愛護の）音楽イベントがやりたい！」と動物愛護団体「ランコントレ・ミグノン」の友森玲子氏と意気投合したことから昨年より実施。「動物のために何ができるか」をテーマに、各ジャンルにわたる動物好きの著名人が集結した。

　この日は、糸井重里、友森氏、町田康、渡辺眞子によるトークセッション。第1子出産後、初のライブを行った坂本美雨に、akiko、スティーヴ エトウ、椿鬼奴、富樫春生、友森昭一、矢野顕子（VTR出演）によるライブパフォーマンス。パルト小石（ナポレオンズ）によるマジックショー。恒松あゆみの朗読に、吹石一恵と和田誠よる即興描画が行われた。

　このほか、動物愛護に関する海外の状況や動物の行動学についてのセミナーも実施された。