世界的に活躍するアクション俳優・千葉真一が16日、都内で行われた舞台『バイオハザード ザ・ステージ』制作発表会見に出席した。ハリウッドで映画化もされた人気ゲームシリーズが今回、世界初の舞台化。バイオテロ事件の舞台となる大学の学長役として物語のキーバーソンを担う千葉だが「ゲームが好きじゃないし、興味がない。映画を観てもこんなもんかと」ときっぱり。「楽しみは全然ありません。恐怖です」と不安を吐露した。

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　千葉にとっては久々の舞台出演でもあり、消極的な意見を連発した千葉はオファーを受けた理由について「なぜこの作品が支持を集めるのか、その部分に興味があった」と説明。「時代に遅れをとらないよう、私にも伸びしろがあるわけですから、次の作品のために若者文化に入り込んで、肥やしにできれば」と奮起したが「はっきり言って、自信がありません」と正直に告白した。

　ゾンビとの激しい攻防が描かれる同作ではアクションシーンも見どころとなるが主演の矢崎広らから指導を期待されると「僕でお役に立てることがあればなんでも」と両手を広げて歓迎。「映画は観てますが、『この映画には出たくないな』って。でも、舞台でやればきっとまた違ったものになる。やり方にとっては面白くなる」と最後は前向きで「みんなから若者文化を取り入れます。いただきますよ〜」と呼びかけていた。

　制作発表会にはこのほか、栗山航、中村誠治郎、倉持明日香、Raychell、紗綾、大倉士門らが登壇した。10月22日より東京・EX THEATER ROPPONNGIにて上演。