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ゲームアプリなぜ「猫」がヒット? スマホならではの“猫との距離感”

 “スマホで猫を飼っている”人が増えているという。スマホの画面に登場するのは猫、猫、猫……。なんと米CNNにまで取り上げられるほどの盛り上がりを見せているのが【ねこあつめ】というゲームアプリだ。このほかにも、とかくゲームアプリには“猫”をテーマにしたヒットタイトルが多く存在するが、スマホユーザーはなぜ猫を愛するのか? その背景には、猫の“同居人”的な魅力がありそうだ。

■Apple Storeで「猫」の検索ヒット数は「犬」の1.5倍

 Apple Storeで「猫」と検索すると3000件以上がヒットする。ちなみに「犬」で検索すると2000件ほどで、ほかにも「うさぎ」だと約300件、ハムスターだと200件足らず(7月17日現在)。どうもスマホアプリ界では、猫がもっとも愛されている動物らしい。一体なぜだろうか?

 Android版、iOS版の合計で実に500万ダウンロードを突破するなど、今日本で最もプレイされているともいえる猫系ゲーム【ねこあつめ】。オリコン日本顧客満足度調査が7月に発表した、顧客満足度の高い『ゲームアプリ 2015年夏」ランキングでは、初登場で5位にランクインするなど、一躍人気タイトルとなった。すでに関連グッズの販売もスタートし、ファンの心を掴んでいる。

 しかし、同ゲームの内容自体は、いたってシンプルであり、その“ゆるさ”こそ特長のようだ。システムは簡単で、ゲーム内の“庭”にエサやおもちゃを置くだけ。そのエサなどに集まってきた猫を、ただ眺めて楽しむという、徹底したて取っ付き易い内容だ。

 いまでは国外からも人気を集め、Twitterで「#nekoatsume」と検索をかけると、海外のTwitterユーザーが可愛い猫キャラクターにメロメロになっているツイートが続々と出てくる。ツイート内容も英語にタイ語、ドイツ語とさまざま。7月には、米CNNに世界中で人気を集めるアプリとして特集された。

■“猫もの”アプリのヒットのカギはユーザーとの“同居人という”距離感

 とかく猫をテーマにしたスマホアプリは、ヒットタイトルが多い。たとえば【つみねこ】シリーズ。猫たちをどれだけ高く詰み上げられるかを競うゲームで、書籍化、文具化と、アプリの枠を飛び出してキャラクターたちが愛されているロングヒットタイトルだ。また、猫によく似たキャラクター“みっちりねこ”が登場する【みっちりねこ】シリーズも280万ダウンロードを突破し、新作が次々とリリースされている。

 筆者はリアルでは猫を飼っていない。しかし、動画や写真で猫の姿を見るのは好きだ。それは、心を通わせる相手というよりは、観察者と被観察者の関係で楽しめる動物だから。こうした猫の魅力が、スマホアプリでも再現できるものなのではないだろうか。

 実際に猫を飼っている人にも話を聞いたがところ、たとえ飼い猫だったとしてもその距離感は“友”というより“同居人”という表現が近いらしい。名前を呼んでも気が向かなければ近寄ってくることもなく、毛づくろい…と、気ままに自分のやりたいことを優先させる。しかし、こちらを全く無視しているようでいて、その実気にはしている。もう、ツンデレの極みなのだ。

 つまり猫の愛で方は、自然と“見て楽しむ”という要素が大きくなる。そして眺めるという楽しみ方なら、スマホアプリでも再現が可能。そのためのお膳立てが必要なところも現実と変わらない。実際に触れ合えないという欠点も、「猫ならまぁそういうものか」と納得できる。猫好きは、可愛らしい猫キャラクターが好きに遊びまわっているのをただ見ているだけでも充分満足できるのである。“リアル”と“アプリ内”それぞれでの、人と猫との距離感の相似こそ、猫アプリのヒットの秘密といえるだろう。

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