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アンダーグラフ、みんなのうた挿入歌「こころ」にヒットのきざし

 NHK「みんなのうた」で6月から流れている「こころ」という曲に、「心に沁みる」「共感できる歌詞」といった意見や問い合わせが所属レコード会社に寄せられている。アンダーグラフが歌うこの曲は、7月リリースのミニアルバム『1977年生まれの僕らは』に収録される新曲。作詞・作曲、ボーカルを務めるリーダーの真戸原直人自身も、この曲に対する思い入れは高いという。

7月8日に新アルバム『1977年生まれの僕らは』をリリースするアンダーグラフ(中央が真戸原)

7月8日に新アルバム『1977年生まれの僕らは』をリリースするアンダーグラフ(中央が真戸原)

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 音楽の道をあきらめずにいた学生時代、真戸原は「日本と同じような生活レベルを全世界で行おうとすると、地球3個あっても足りない」という記事にショックを受けた。自分が選ばれた場所に生まれ育ったからこそかなう音楽活動で、世界をつなぐことができればと考えたという。そんな気持ちから「こころ」という曲が生まれた。

 NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」を通じて世界の発展途上国に足を運んでは子どもたちと歌い、ワクチンを届けた。「命と同じ ひとつの星」という歌詞からは、どの国で、どんな状況にあっても人の「こころ」が命を作る、そんな気持ちが曲に込められている。

 JCV理事長の細川佳代子氏は「真戸原さんは積極的に子どもワクチン支援を応援してくれています。2012年にはミャンマー視察に参加され、現地の子どもたちと接する中でワクチンの必要性を痛感されました」。『こころ』にはこうした体験で感じた思いが込められていると語る。NHKみんなのうたで流れている「こころ」の映像で使用されている写真はJCVが提供している。

 曲が好感されていることに喜びを隠せない真戸原だが、デビューから10年以上経つアンダーグラフにとって「ツバサ」以来のヒットの予感とともに、グループ再ブレイクのきざしが訪れている。新アルバムは「こころ」はじめ計7曲収録で7月8日に発売される。

◇プロフィール
アンダーグラフ/1999年結成、ボーカル&ギター・真戸原直人をリーダーとした3人組。2004年のメジャーデビュー曲「ツバサ」が30万枚を超える大ヒット。数多くの作品を発表し、コンサートツアーを開催するなど精力的に活動を続けている。08年からJCV(認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」)を通じてCD売り上げの一部を寄付している。

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