• ホーム
  • 音楽
  • 大原櫻子 音楽と演技の両輪で10代の支持拡大

大原櫻子 音楽と演技の両輪で10代の支持拡大

 昨年は“ギター女子”が注目を集めるなど、面での広がりを見せる女性ソロシーン。なかでも、映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』でデビューし、アーティスト活動もスタートさせた大原櫻子は、一歩抜きん出た存在になりつつある。

 近年、片平里菜新山詩織山崎あおい、Suzuなどの“ギター女子”がシーンを賑わし、昨年は、EX系『ミュージックステーション』内でも特集が組まれるなど、ますます厚みが増している女性ソロシーン。なかでも大原櫻子はmiwa、家入レオに続く存在として、ブレイクの期待が高まっている。

 3月25日に発売した1stアルバム『HAPPY』は、初週に3.3万枚を売り上げ、2位を獲得。その後も、発売3週間の累積売上では4.4万枚を記録するなどロングヒットの兆しを見せている。

 ひと口に“女性ソロ”と言っても、アーティストとしてのキャラクターや世界観は実に様々だ。miwaは10代半ばから作曲を始め、精力的にライブハウスへ出演して実力を蓄えた。一方、家入レオは福岡の「音楽塾ヴォイス」で学び、上京後、インディー活動を経ずにデビュー。印象的なビジュアルを前面に押し出し、インパクトを与えた。そして、大原櫻子は、音楽と演技を活動の両輪にして、10代のファンを拡大させている。

 大原は、13年に公開された映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(カノ嘘)全国ヒロインオーディションで5000人の中からグランプリに選出。ヒロイン・小枝理子役を演じ、劇中バンド・MUSH&Co.のボーカルとして、シングル「明日も」でCDデビュー。その後、大原櫻子(from MUSH&Co.)名義で、14年6月にシングル「頑張ったっていいんじゃない」を発表し、14年11月には大原櫻子名義で1stシングル「サンキュー。」を発売。アーティスト活動と並行して、14年7月にはCX系ドラマ『水球ヤンキース』でヒロイン役を務めるなど、女優としても着実にキャリアを重ねていった。

 ビクターエンタテインメントの担当者は「アーティスト活動と女優活動は、ほぼ50%ずつになるように本人も心がけています。現在、この2つを両立できる存在って、実は少ないと思います。かつて“国民的歌手”と言われた方々は、歌も演技もこなし、まさに芸能のど真ん中で輝く存在でした。大原もそうなれる資質を持っていると思っています」と語る。

 こうした、歌手と女優の両輪で臨む姿勢も、群雄割拠の女性ソロシーンでの差別化につながっているようだ。

 カノ嘘は興行収入17.8億円のヒットを記録し、大原も女優として同映画のファン層でもある10代女性の支持を集める一方で、アーティスト活動では、まだ持ち曲が少ないこともあり、ツアーやフェスへの出演は行わず、フリーイベントでの露出に集中させた。

「多い時には1回のイベントで3000人を集客します。ティーンのムーブメントは捉えづらいものでもありますが、フリーライブの盛り上がりを伝えることで、一般層へもティーンの熱を伝えることができたと思います」

 イベントでは必ず来場したファンをバックに写真も撮影し、Twitter等で発信し、ファンからの親近感とリアルな支持を広く伝えていった。

「大原はおっちょこちょいキャラと思われることもありますが、中音域の聴きやすさ、綺麗なファルセットなど、歌唱力の高さが大きな強みです。キャラとボーカルのギャップ、そこに見た目も魅力となり、10代の女性からは憧れの対象にもなっているようです」

 映画でデビューするのと、ほぼ同時にアーティスト活動もスタートさせた大原。今回、アルバムを完成させたことで楽曲も増え、4月〜5月には、東名阪福で初ツアーもいよいよスタートする。CMタイアップや、TV露出なども増えており、音楽シーンでも大きな飛躍を遂げようとしている。

(ORIGINAL CONFIDENCE 15年4月27日号掲載)



関連写真

  • 映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』でデビューし、アーティスト活動もスタートさせた大原櫻子
  • 大原櫻子、デビュー以来のおもな活動

オリコントピックス