昨年5月、急病のため来日4公演をすべて中止した元ザ・ビートルズのポール・マッカートニー（72）が、約1年ぶりに来日公演を行うことが29日、わかった。4月21日に京セラドーム大阪、同23・25・27日に東京ドーム3日間公演が発表され、ポールは「もうすぐみんなに会えるのを心待ちにしているよ」とメッセージを送った。

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　無念の全公演中止から11ヶ月。海外のメディアで「日本に戻る！」と公言していたポールの来日公演が決定した。昨年5月、日の丸Tシャツを着用し、巨大ロボットを従えて来日したものの、直後に「ウイルス性炎症」と診断されダウン。海外アーティスト単独初の国立競技場2days、ビートルズとして初来日以来48年ぶりの日本武道館公演など予定されていた4公演をすべてキャンセルしたポールが“リベンジ”に燃える。

　日本のファンに向けてポールは「日本に戻って、再び痛快なロックンロールの夜を過ごせるのが本当に楽しみだ。2013年のツアーで最高の思い出ができたのに、昨年は公演を行うことができず非常に残念だった。素敵なメッセージを送ってくれたファンのみんなには改めてお礼を言いたい。もうすぐみんなに会えるのを心待ちにしているよ」とのメッセージを寄せた。

　今回発表された日程には、アリーナ席10万円の高額チケットで話題となりながらも中止された日本武道館公演が含まれていないが、招へい元のキョードー東京は「現在、交渉中ですが決まっておりません」としており、今後の発表に期待したいところだ。

　来日公演のチケットはきょう29日午後6時から先行予約受付開始、一般発売は2月28日スタート。S席1万8000円、A席1万6000円、B席1万4000円（いずれも税込）。

　13年11月に11年ぶりとなるジャパンツアー（3ヶ所6公演で約26万人動員）を行ったポールは、昨年5月15日に再来日した直後にダウン。17・18日の東京・国立競技場、21日の日本武道館、24日の大阪・ヤンマースタジアム長居の全4公演を中止し、27日にチャーター機で離日していた。