オペラ歌手・中島啓江さん(享年57)の訃報を受け、1987年に演出デビュー作であるミュージカル『アイ・ガット・マーマン』で中島さんをマーマン役に抜てきした演出家の宮本亜門氏が28日、所属事務所を通じて悲しみのコメントを寄せた。
◇以下、宮本亜門コメント全文
信じられません。あれほど大らかに愛情深く、歌に、仕事に打ち込んでいた彼女ともう会えないなんて。
僕は彼女のお陰で演出家になれました。僕が人生で初めて演出した舞台に出てほしくて、中島に出演をお願いしたんです。ごめんさい、呼び捨てで。でもいつも彼女とハグして励まし合って27年間、共にショービジネスで生きて来た仲なので。
東北の被災地の人たちに歌を届けたいと僕が言った時も、間髪入れずに行こうと言ってくれました。中島はお母様を心底愛していて、亡くなったお母様の話になると、いつも大粒の涙を流していました。だから、きっと今頃は天国で大好きなお母様に、大好きな歌を歌っていることでしょう。お母様も喜んで感動しておられるはずです。
最高だったよ中島!ブラボー!!
オペラ、ミュージカルとジャンルを越え、ユーモア一杯に、時にはしみじみと多くの人たちに沢山の感動を与えてくれました。
今生で出会えたこと、心から感謝しています。お母様と一緒に、どうか下界のショービジネスで一生懸命生きている僕らを見守ってください。
でも、やっぱり中島の愛情に満ちた「アイ・ガット・マーマン」をもう一度見たいよ。どうしたらいいんだろう、この寂しさはとてつもないです。
宮本亜門
◇以下、宮本亜門コメント全文
信じられません。あれほど大らかに愛情深く、歌に、仕事に打ち込んでいた彼女ともう会えないなんて。
僕は彼女のお陰で演出家になれました。僕が人生で初めて演出した舞台に出てほしくて、中島に出演をお願いしたんです。ごめんさい、呼び捨てで。でもいつも彼女とハグして励まし合って27年間、共にショービジネスで生きて来た仲なので。
東北の被災地の人たちに歌を届けたいと僕が言った時も、間髪入れずに行こうと言ってくれました。中島はお母様を心底愛していて、亡くなったお母様の話になると、いつも大粒の涙を流していました。だから、きっと今頃は天国で大好きなお母様に、大好きな歌を歌っていることでしょう。お母様も喜んで感動しておられるはずです。
最高だったよ中島!ブラボー!!
オペラ、ミュージカルとジャンルを越え、ユーモア一杯に、時にはしみじみと多くの人たちに沢山の感動を与えてくれました。
今生で出会えたこと、心から感謝しています。お母様と一緒に、どうか下界のショービジネスで一生懸命生きている僕らを見守ってください。
でも、やっぱり中島の愛情に満ちた「アイ・ガット・マーマン」をもう一度見たいよ。どうしたらいいんだろう、この寂しさはとてつもないです。
宮本亜門
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2014/11/28